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琥珀

…おいしい

彼女はそっとストローから口を離して呟く。

俺が奢ってやったんだぞー

琥珀

分かってますよ

強気に言い返しながらも、

彼女はまたストローを加えた。

いちごミルク、好きなん?

琥珀

嫌いではないですけど。

ふーん…

これが俗に言うツンデレってやつなのだろうか。

確か「性格の特徴コーナー」だったっけか

昨晩たまたまテレビで流れていたコーナー。

・毒舌 ・素直じゃない ・強気 ・ムスっとしてる。

…と、この4つに当てはまる性格だとツンデレらしい。

あれ、ばっちり当てはまってるくね

ツンデレに初めて会うわ俺。

(レアやな…)

そんな呑気な事を考えている俺に、

彼女が振り向く。

…どうしたん?

琥珀

……

琥珀

_今のうちに返しますよ

琥珀

後が面倒臭いんで。

変わらない彼女の冷たい敬語。

いちごミルクのパックを丁寧に折り畳みながら、

彼女は俺にそう話しかけた。

え?

何が?

ぽかんと口を開けた俺に、

彼女は深くため息をつく。

琥珀

…あーもう…

琥珀

借りですよ、借り

琥珀

奢られて借りが出来たんで。

呆れたような声を吐きながらも、

彼女は丁寧に質問に答えてくれた。

その言葉を聞いた俺は すぐさま考える。

だが手を顎に当てても ピンとくるものは思いつかず、

「とりあえず」と、適当に思いついた言葉を話した。

じゃあ〜…

俺の願い聞いてくれへん?

_その言葉がきっかけだった。

自分が言った、適当な言葉が。

琥珀

…その願いとは?

えーっと…

……

今度言うわ

琥珀

はぁ〜?

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