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赤が来て、少しは気が楽になった。 でも、不幸な日常は何一つ変化はなかった。 朝起きて、暴言と暴力で黒く染められ、 地獄の門をくぐり、いじめられに行く、 そしていつも通り 上から水が

、かかってこない?

モブ

だい、じょうぶ?

見ない顔だ。 年下だろうか? とりあえず僕に覆いかぶさってくれた少女に 礼をする。

ありがとうございます。

モブ

ぅぅん!大丈夫ニコ

ビクッ

大丈夫、か 親友の赤の口癖だ、、 大丈夫じゃないはずなのに、 僕をかばってくれて、 最期の、最期まで。

それでは、またニコ

モブ

はいニコ

もう、思い出したくない、、 アイツのことなんて、 親友(赤)のことなんて

一か月前

いた、、い、、やめてくださ、、い

いつものように殴られていると、 赤がやってきた。

黄くん⁉

モブ太郎

誰だてめぇ

モブ太郎

チビがこっちになんのy((((殴

あ゛

なんて言おうとしたの?(圧

モブ太郎

ひっ、今日はこの辺にしてやる

いっちゃった

大丈夫?

彼が差し伸べてくれた手を、 そっと 握りしめた。 彼の手が、 やさしい暖かさで包まれていたのを、 僕は今でも覚えている

その日から、 毎日、毎日 赤と僕はいじめに立ち向かった。 でも、 僕には限界だった。 だから、 赤の目の前で飛び降りた。 意識がもうろうとしている中で僕は、 この目ではっきりと 見てしまった。 僕を守るために下敷きになった、 親友の悲惨な姿をー

赤なんて、もう、嫌いです。

そう吐き捨て 僕は 赤との思い出を 記憶から消し去ることにした。

もう、僕を、

独りにしないで

…ごめんねっ、ボソッ

君の秘密を知るまで、(完結済み)

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