あれから思い出したことがあった。 私が今までいたのは夢の世界であること。
夢の世界で出会った人達(闇月組以外)は全員私が大好きな漫画の人達だったこと。
あちらでのいじめは小さなことだったけどこっちはもっと酷いこと。
水をかけられるのは慣れていた。
骨を折られることも、 パシリに使われることも慣れていた。
だけど、、、
犯されることについては慣れていない。
家では兄の性奴隷にされた。
学校の女子には普段通りのいじめを受けた。
学校の男子には性奴隷にされた。
正直もう、、、無理だった。
日が経つにつれ増えていく、
リ〇カの痕
暴力の痕
避〇薬の空箱
心の傷
上っ面だけの笑顔
いつも笑っていた。
笑っていれば
いつか
世話をしてくれた、佐藤が
バカを言いながら一緒に笑った、 麻木兄弟が
真面目に仕事をしていた、御堂兄弟が
泣き虫のヒーロー、武道が
みんなの世話をしていた、三ツ谷が
好物を作ってくれた、ドラケンが
、、、、、、、 "大好きな"マイキーが、、、、
いつか来てくれると思っていた。 いや、、、 思いたかった。
いじめっ子1(女子)
いじめっ子2(女子)
ドガッ バキッ
暁鷰
いじめっ子2(女子)
いじめっ子1(女子)
いじめっ子2(女子)
暁鷰
ガタガタッ
いじめっ子1(男子)
暁鷰
いじめっ子2(男子)
いじめっ子3(男子)
いじめっ子2(男子)
いじめっ子1(男子)
いじめっ子2(男子)
いじめっ子1(男子)
暁鷰
兄
暁鷰
母
暁鷰
昼休み
暁鷰
暁鷰
遥か月を目指した今日の空は
彼方西に流れた
もう届かないや
届かないや
───
求め
探して
彷徨って
やがて詠われて
幾千幾万幾億の旋律となる
いつか失い奪われて
消える運命でも
それは忘れられる事なき
物語
あれ、、、、?私、、、なんで泣いてるの、、、、?
(早く、、、泣き止まなきゃ、、、、)
──なんで私ばっかりこんな目に会わなきゃいけないの?──
暁鷰
─産まれてきたことがいけなかったの?─
暁鷰
もう、、、〇んじゃおうかな。
暁鷰
まだ、、、頑張れるはず、、、
いくら待っても、、、いじめと奴隷扱いは消えなかった。
そんな生活が続いて 1年目 中学校を卒業したからいじめは減った。 ただ、兄からのは減るどころか増えていった。
2年目 高校でのいじめが多くなってきた。 正直、限界だ。
暁鷰
みんなの世界には行けない、、、
なら自分で行くしかない、、、
ここから飛び降りれば、、、行けるかな、、、?
、、、、待っててね。みんな。
ドンッ
鈍く低い音が響いた。 背中が暖かい。 誰かの叫び声が聞こえた。 その中に、、、 笑い声も聞こえた。
???
???
???
???
ようやく、この世界から出ていける、、、。 あっちの世界に行ったら、 大好きなあの子に、こくは、、、 こんな体じゃ振られるに、、、、 決まってるよね、、、、 あぁ、、、意識が薄くなっていく、、、。
蘭椿
愛され女子は世界最強バッドエンド編
ご覧いただきありがとうございました。
次回はハッピーエンドですのでぜひご覧下さい。