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泣いた(´;ω;`)
ブクマ失礼します!
めっちゃ感動しました! ぶくしつです
桃赤(赤嫌われ)
ご本人様とは一切関係ありません
赤
桃
赤
桃
赤
桃
1度もこちらを見てくれない
どうせ、今日も食べてくれないんだろう
1時間後、部屋の前に出された冷たいご飯を
俺はラップをして、次の日のご飯にする。
いつものことだ、もう慣れた
ガチャ
赤
赤
バタン
赤
まともに話せない
昔みたいな、優しい声が聞きたい
りいぬって、優しく笑いかけて欲しい
もうこんな生活やだよ、
疲れた
もういっそのこと、
桃
はっと、横を見るとお風呂上がりの彼
赤
赤
桃
桃
赤
また、嫌われた
頑張ってるつもりなんだけど、な
深夜、寝室に行ったら彼が寝ていた
ダブルベッドの一番端で
小さく、ペットたちと猫のようになっていた。
俺はそっとベッドに入り
起こさないように、彼を抱きしめた
これも、いつものこと。
モコモコのパジャマで、抱きしめるととても暖かい。
モゾ…
赤
やばい、
彼が寝返りを打って、抱きしめられる形になった
抜け出せない…
桃
ポンッと、頭の上に何かが置かれた
彼の、手だ
ああ、どうしよう、
こんなこと、久しぶりで、
彼に、頑張ったねって褒められてるみたいで
ポロポロと涙が出てきた
懐かしい、彼の匂いだ
俺の好きな匂い
もっと近くにいたくて、
彼の胸板に顔を埋めた
鍛えている彼であって、前より厚くなっている
かっこいい。
さとちゃんだ。
もう俺の頭にはそんな事しかなくて、
気づけば、抱きしめる力を強くしていた。
桃
赤
この状況には彼も驚いていると思う。
最近まったく話さない彼女が
自分を抱きしめながら泣いているんだから。
桃
ドンッと肩をつき飛ばされると同時に、勢いよく彼が起き上がる
赤
肩がジンジン痛む
でも今は、
拒絶されたことに胸が痛い、
背中を、何かでさされているような感覚
彼の冷たい目で、涙もとまる
桃
桃
赤
赤
ぎゅうぎゅう締め付けられる胸を抑えて
ずっと、静かに泣いた
その日から、
一切会話をすることは無くなった
彼は昼間は編集部屋にいるか、
ころちゃんや、るぅとくんと遊びに行っているばかり
ご飯も食べてくれない
ずっと1人
空気みたいに、扱われる毎日
もういなくなってしまいたい
誰にも気づかれないように
メンバーにも、
好きでいてくれてるリスナーさんにも
迷惑かけないで
しゃぼん玉みたいにパッと
消えてしまいたい。
ガチャ
赤
赤
俺に目も合わせてくれない
帰ったらある程度のことをして自分の部屋に入っていく
俺と居たくないんだろう。
でも、もしかしたら食べてくれるかも
そんなことを思ってしまう俺は
まだ彼のことがだいすきなんだろう
赤
作らないと、
そう思って人参を握った時、
何か、違和感を感じた
いや、そんなことはない
疲れてるだけだ
だって、有り得ないよ
自分の体が、透けてるなんて
数日、様子をみた
現実にはありえない。目がおかしいだけ。
そう思っていても、やっぱり自分は透けていて
だからといって物がすり抜けることはなかった。
料理だってちゃんと出来ている
この病気がなんなのかはわからない
だけれど、
一つだけわかったことがある。
俺は
日に日に、薄くなってきていた
勘違いなんかじゃなかった。
最初は、激しい明かりが透き通っているほどだったのに
今では、消えてしまうほどに薄い
さとちゃんは?って、?
お互い、部屋に居すぎて会ってない
そもそも、他人から見て俺は透けているのだろうか
…このままだと、俺はどうなるのだろうか
消えちゃうのかな、
だいすきな、彼にも会わないで
いや、だな
1人で居るのが
このまま1人で消えるのが
すごい、怖い
赤
自分の声を聞いてきて驚いた
風にかき消されそうな、小さな声
ほんとうに、消えてしまう
そう、頭にピンと来た
赤
フラフラする頭で頑張って立つ
さとちゃんの部屋まで行きたい
頼む、俺の体もってくれ、
ジュッ…
赤
なんだ、この音
体の一部がおかしい、…
足…?、
ゆっくりと足を見ると、
足指が、ない
一瞬、時が止まった気がした
足指から、上にだんだんと消えていく
いや、…消えている、じゃないのか
蒸発している、
ああ、靴下がもう脱げてしまう、
さとちゃん、さとちゃん
お願い、最後に抱きしめてよ
ガチャ
桃
さとちゃんだ、
今、りいぬって、呼んでくれた
あ、はは、驚いてる、
まあ、俺の体、半分もないもん
足もないから、倒れてるしかない
桃
桃
桃
ねえ、抱きしめてよ
床、冷たいよ
おれ、声出ないんだよ
ぎゅう、して
赤
俺は最後の力で、
彼の名前を呼ぼうとしたが、
呼ぶ前に、俺は消えた
桃
目の前に、
彼女の服だけ、落ちている
今、何があった?
珈琲を入れようと、ドアを開けたら彼女が倒れていて
足が、きえていたんだ
っ、そしたら、
だんだん、体もきえてきて
桃
彼女の名前を呼んだのは、いつぶりだろうか
全然、構ってなかった
自分でいっぱいいっぱいで
りいぬのこと、うざいって、避けてた
あんなに、すきだったのに
横にいるだけで安心出来るやつなんてあいつだけで
一生離さないって、決めてたのに
桃
こんな最低なやつでごめん
もう、絶対こんな思いさせないから
約束するから
りいぬが、必要なんだ
赤
桃
赤
赤
抱きしめた、勢いよく 力いっぱい
桃
赤
桃
桃
目が、覚めたら
クリスマスの夜だった。
イルミネーションを、誰かと見てて
あれ、誰だっけ、?
今、隣にいる人
赤
桃
俺がそう言ったら一瞬驚いた顔をして
その後、ふわっと笑って
桃
赤
まっすぐに見つめてくる瞳に吸い込まれそうだった。
「りいぬ、!」
赤
「りいぬ、っ」
頭に響く声
俺の、すきな
桃
赤
桃
赤
桃
赤
俺が背を向けると
いきなり抱きついてきて
桃
桃
赤
何を言ってるんだ、と思って振り向くと
ちゅっと口付けをされて
俺は意識を手放した
気づいたら、だいすきな彼の腕の中にいた
りいぬって、泣きそうな声で話しかけてくる
そんな君がたまらなく愛おしくて
彼を抱き締め返して、一緒に泣いた
しばらくして調べてみると、
おれは「トロイ」という奇病だったらしい
きえたいと思った時になるんだとか
彼はあの後落ち着いても俺のことは離さなくて
ソファーに移動しても俺の胸に顔を埋めるだけだった
だけど、たまに俺が消えてるんじゃないかって
顔をあげて俺を見る
だからその度に俺は
赤
桃
赤
桃
君が照れて顔を逸らしたのは、秘密にしとくね
トロイ┆奇病 きえたいと思うと発症 半透明になり、進行すると蒸発して消える
治療法┆自分を必要とする存在
530⬆タップお疲れ様❕❕
感動系にしたかったんだけどどうかな…っ ̫ •。
これ書いてる間に無言ブクマ30件以上されました´𖦹௰𖦹` 💧(数えるな)
無言ブクマぶろっく対象なので🙇🏻
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