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5月10日 早朝
オレ以外はまだ誰も来てないなかった
三ツ谷 隆
…ドラケン
目の前の親友に話しかける
返事はこない
三ツ谷 隆
5月だってのに、まだ寒いな
大きな石に刻まれた
「龍宮寺 堅」の文字を見つめる
三ツ谷 隆
誕生日おめでと。
オレはしばらく墓の前に座っていたが
朝日が昇ってきた頃、ゆっくりと立ち上がった
三ツ谷 隆
じゃ、また来るわ
三ツ谷 隆
あ、そうだ
これこれ…
これこれ…
1枚の紙を墓にそっと立てかける
そこには、オレと親友のこめかみにいる
大きな龍が描かれていた_____
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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