こちらは鬼怒川美葵さんによるビブリオテラー企画に則った
独断と偏見による紹介コラムです
小説とはまた違う読み物ではありますが
これを読む方にも楽しんでいただけるよう務めますので
どうぞ最後までご覧いただけますと幸いです
今回の表題は上質
今までご紹介してきたとおり、インディーズ作品にも
公式作品に負けない、面白いストーリーを書く作家さんが
たくさんいらっしゃるのは疑いようもありません
ただ、やはり素人であることも事実
誤字脱字が気になって、現実に引き戻されてしまう
そんなこともあるかもしれません
今回はそういう意味でも、
完成度が突出している作家さんをご紹介します
斉木京さんです
ではこの方の作品のどこが魅力的であるのか
より詳しくご紹介していきたいと思います
今回に限っては、作品のご紹介より前に
斉木京さんご自身の紹介を軽くさせていただきます
ホラー、怪談、都市伝説、SFを好まれる方で
他の小説投稿サイトさんでもホラー作品を書かれています
そして特筆すべきは、書籍化なさっている点!
しかもアンソロジーなどの共同著作ではなく
お一人で書き上げる単独著作が発売されています!
そんな方の作品が上質でないわけがありません
にもかかわらず、現在のフォロワーは筆者を含めて9人
まさかの一桁!
あまりに!もったいない!
ということで、この機会に是非おすすめしたいと思います
ご紹介するのはこちらのホラー作品
「ひいらぎ村」
あらすじ
大学生のみひろたちは、夏休みを利用して
ある心霊スポットに出かけていた
ひいらぎ村という、今は廃村となった場所だ
かつて新興宗教の信者たちを中心に
村人全員が集団自殺したというその村は
現在も怪しい噂が絶えない場所だった
不気味なトンネルをくぐって辿り着いた廃村
それでみひろたちは、怪しい人影を目撃する――
全6話で構成されたこちらの連載作品ですが
特に1話は設定解説が多いのに苦になりません
そのままサクサクと導入が進みながらも
主人公たちを迎え入れる不気味なトンネルや
静寂と霧に包まれた村の様子がしっかりと
描写された上で、強い引きのあるまま1話が終わる
毎回強い引きで次の話に引っぱってくれるのも
作品がより楽しく読める秘訣だと思います
いかがでしょうか、斉木京さんの作品
少しでも興味をそそり、好奇心をくすぐり
魅力の片鱗を感じていただけたのなら嬉しいです
本当に、TELLER内で知名度がないのは
もったいない作家さんですので是非!
一度読んでいただきたいです!
コメント
6件
ひいらぎ村めちゃくちゃ面白そうです✨ ああ、読みたい作品がどんどん溜まっていく…😭 今日こそはブックマークしてある作品全部読みたいです…
ひいらぎ村面白そうです!