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【第一章】人狼物語

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【第一章】人狼物語

9 - 【第9話】第一章 人狼物語

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2019年03月29日

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第一章 人狼物語 登場人物

夢原佳奈 ---生存 田中圭介 ---生存 本田芽亜里---生存 相田咲  ---生存 刻命真琴 ---生存 相田光彦 ---死亡 木下恵梨香---死亡 藤堂俊介 ---死亡 残り5人

相田光彦はうつ伏せに地面に倒れていた。

周りには血しぶきと、ガラスの破片。

相田咲

お、お兄ちゃん!うわぁぁぁぁぁ!

風が強く部屋の中に入ってくる

刻命真琴

さ、寒い...

田中圭介

とりあえずここから離れよう。

相田咲

やだぁ!やだぁ!離して!

刻命真琴と田中圭介が、咲ちゃんを連れて行く。

刻命真琴

おい!行くぞ!

相田咲

いやぁぁぁぁあ!

『本日の処刑お疲れ様でした。相田光彦さんは村人です。これから夜の時間です。10時前には自室にいてください。』

相田咲

お兄ちゃん!村人だった!ねぇぇぇぇえ!!

8:49 講堂

夢原佳奈

光彦先輩は、村人だった。

田中圭介

で、でもボタンは...あったんだよ!

刻命真琴

人狼がすべて仕組んだってこと!?

田中圭介

騙されてたのかよ

相田咲

さいっていだよ!みんな!....お兄ちゃんは、違かったのに...

本田芽亜里

明日処刑しないと、私ら死ぬぞ

夢原佳奈

そ、そんなの!

田中圭介

仕方ないな、もう2回も誤っているんだ。

相田咲

ホントですよ!刻命くんがあんなこと言わなければ!んもう!

刻命真琴

ちょ、泣くなって

田中圭介

真琴言いすぎじゃないか

刻命真琴

あ...ごめんって。お兄ちゃんを殺したのはほんと申し訳ないって心から思ってる...だから、泣くな

相田咲

あ、もう!

刻命真琴

あっ...いっつもあいつは

本田芽亜里

いいだろあんなやつ。シャワー浴びてきてもいい?佳奈いこ

夢原佳奈

あ、うん

結局、誰とも話さずにシャワーを浴び。自室に戻った。

相田咲

は、話ってなによ

刻命真琴

あ、さっきはごめん。
まぁ、本題は違うんだけど...

相田咲

は、早くしてよね

刻命真琴

じ、実は

『人狼が分かったかもしれないんだ。』

コンコン

夢原佳奈

は、はい

田中圭介

け、圭介だ。開けてくれ

夢原佳奈

あ、うん。でも10時まであと20分しかないよ

田中圭介

20分もあるだろ。屋上にでもいかない?

夢原佳奈

まぁ、いいよ。死ぬかもしれないんだし。

夢原佳奈

わぁ、きれいな星空!

田中圭介

ほんとだな

夢原佳奈

うん。ずっと見てられる

田中圭介

か、佳奈はさ...誰が怪しいと思う?

夢原佳奈

え?

田中圭介

だから、誰が人狼だと思うかなぁって

夢原佳奈

あ、そんなことあんまり考えてなかったかも

夢原佳奈

うーん...

夢原佳奈

怪しいのは、芽亜里かなぁ。こんなときにも落ち着いてるし、簡単に人でも殺しちゃいそう。

夢原佳奈

あ、でも刻命くんは、意外と村人っぽい。頑張って意見を出してくれる感じ?

田中圭介

た、たしかにな。そうか、ありがとな

夢原佳奈

うん、

田中圭介

んじゃ、おやすみ

夢原佳奈

あ、まって!

田中圭介

どうした?

夢原佳奈

あ、あの。もしここから出れたら...

夢原佳奈

付き合ってくれる...かなって

夢原佳奈

ご、ごめんね。なんか

田中圭介

あ、いいよ

夢原佳奈

え?

田中圭介

ここから出れたら、いくらでも付き合う。好きだよ、佳奈

夢原佳奈

...うん、ありがと。

2人とも頬がまっかに染まっていた。

自室に戻る。布団に潜り込む。

気づいたときには、深い眠りについていた。

6:49 自室

夢原佳奈

んん、あぁ。

ふっと目を開ける。

夢原佳奈

あ、朝だ。私、生きてる!生きてるよ

つまり他の誰がが犠牲になった、ということだ。

田中圭介

か、佳奈!

コンコンコンをドアを叩く音。圭介だ。

夢原佳奈

あ、開けるね

ガチャ

田中圭介

佳奈ぁ!

夢原佳奈

え?

急に私を抱きつく。再び頬がまっかに染まる。

夢原佳奈

ちょ、ちょっと

田中圭介

生きてて...よかった

夢原佳奈

わ、私もだよ。

本田芽亜里

2人して何やってんの?

夢原佳奈

あ!ちょ、な、なんでもない

田中圭介

ご、ごめんなこんなときにも

本田芽亜里

ふーん、そうゆう関係?

夢原佳奈

ち、違うし!

田中圭介

俺らは...生きてる

夢原佳奈

じゃあ、今夜は咲ちゃんか刻命くんのどっちか...

すると、近くからドアが開く。

相田咲

あ、おはようござ...嘘。

田中圭介

真琴かっ!

夢原佳奈

行こう!さ、咲ちゃん?どうしたの?

相田咲

佳奈さん…やっと出れるかも

夢原佳奈

どうしたの急に。

相田咲

いや、なんでもないです、行きましょう。

刻命真琴は仰向けになって死んでいた。

うっすらと口元は笑っており、なんだかいい死に方をしたみたいだ。

田中圭介

ま…真琴!

夢原佳奈

死んじゃったんだ。もう半分も。

本田芽亜里

じゃあさぁ、残りはこのなかってことだよね?

つまり、圭介、芽亜里、咲ちゃんの中に人狼が…

本田芽亜里

決着を決めようよ、人狼さん♪

田中圭介

人狼…出てこいよ!

神様…どうにか村人を勝たせてください。

心の奥で、つぶやき目の前を向いた。

夢原佳奈

お母さん…待っててね

次回 第一章 人狼物語 最終回

神が微笑むのはどっちだ…

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