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こんばんわ。

今回は記念すべき回となっています。

今章最終話・トータルストーリー100話目

牛タンつくね

めでたァい!!

この章を締めくくると同時に次章への伏線を沢山仕込んでいます。

牛タンつくね

いっぱァい!!

次章が出るまではどれが伏線なのか、出たら答え合わせをして頂ければと思っております。

長くなりましたが、本編開始です。

牛タンつくね

いってらしゃァい!!

━━━━━━━━━━━━━━━━

あ゛ー!づがれ゛だぁー!

…まさか、そこまで重症ではなかったとはね…
嬉しい事だけど。

いや、そこそこ当たったよ?
でも急所は避けたし、騙せる程度には負ったから二週間くらい安静かな。

ええ、どうか当分は安静なさってください。

君達の方がね…

───汚れ役を押し付けてしまった。

いえ…。その為の我らですから

嗚呼、お嬢の為なら何処へでも。

ギィ

…元気そうで安心したよ、ノワール

ギィもさ、安静にしなね〜?
どーせ当分動けないんだから。

ギィ

……ああ、そうするよ。

これからどうするつもり?しぶちょーさん。

ギィ

取り敢えず、本部の反応を見てる。その間は禮にでも頼んで立て直すさ。

……禮兄と仲良くやってるようで何より。

ギィ

…ゆっくりしていてくれ。君達『noir』で話すこともあるだろう。その間に片付けてくる

お気遣いどーも。

ゆっくりするも何も、ここ"アイツ"の所だけどね。

ギィ様がそのまま所有する予定になるかと。
…もう主人もいないですし。

……そーかもね。

………、

「 ───────っ!!」

───アイツが人間じゃなかったら、俺はなんなんだろうな。(ボソッ

?…どうしたの。

あのガキ…いや、
狄と殺り合ってた時に、「死なせろ、俺はもう人間じゃない」って……アイツが言いやがって。

どうも気に食わなくて。
…そん時は思わずぶっちまったけどよ。

アイツが人間じゃなかったら俺………俺達はなんなんだろうなって、考えてた。

…何処までを"人間"とするかなんて、結局その人次第じゃん。

でも、狄の基準をもって他人からの視点で言うならば…

私は少なくとも──"死神"なんだろうね。

……私は…お嬢様が死神なら、"死神の捨て駒"あたりなのでしょうか。

sacrifice…ね、(ボソッ

…少なくとも人間として見られないことは分かった。

考えても仕方ないんだよ。

他人からの見え方なん、て……どうでも、いい

…他人からの評価は時に人を狂わせるんだから。

私は何と言われようと、お嬢様に着いて来たことは後悔など致しません。
今までも、この先も

嗚呼。同じだ

そう…───そんな君達に一ついいかな。

狄達を監視して欲しい。
報告は私とまた会った時、期限は私が終わりと言うまで。

………何処かに行くつもりかい?

……そうだね

……着いてくるな、と…?

…こんな不安定で私にとって邪魔になるものを放置しておけないの

っ………なら!

でも、利用はできる。

君達を信用してるからこそ私が動ける。

───…承知しました、お嬢様

……じゃ、よろしくね。

何処へ?

一旦帰るよ。

…また来る。

くれぐれも静養してよ。

ん、其方こそね。

日晴

…あ、いたいた!!
狄ーーー!!

───……ぇ、

日晴

探してたよほんと、急にどっか行ったから……!

……なんで、

フラン

なんでって…日晴がどうしてもって言うからよ。
……アンタ、勝手にどっかへ消えるつもりだったでしょ?

ジョーカー

良いのか?
……所詮俺らはお前と本来関係無いだろうが、話くらいなら聞ける。

……いいですよ、俺ひとりで。…もう、皆に迷惑掛けたくないんだ

日晴

、迷惑なんか───

アリスさんは、

俺のせいで死んだだろ。

日晴

ッ………!

………彼女が初めてじゃないんだ。"こんなこと"は

分かりきってる……俺は"救う側"じゃない。
…どころか、いつも選択を間違えてるんだよ。

フラン

狄……アンタ……

日晴

………でも、さ。狄

日晴

俺は何も出来ないけど、
…鬱陶しいかもしれないけど、

日晴

……やっぱ俺、独りのお前を放っておくことなんか出来ねえ。
…一緒に帰ろう、な?

………でも…いいのか……?
俺みたいな裏切り者が…、

ジョーカー

……ギィさんは悪く思わないはずだ。…もっともお前の意志は尊重するがな

………ありがとうございます。
───また、皆の仲間になってもいいか?日晴…

日晴

おう!…やっと聞けたぜ。
もちろんだ!(ニパッ

日晴

───…なぁ狄、そういやさ

日晴

貰ったんだろ?
何か…アリスさんから。

………、これ。

チャラッ

フラン

これは……ロケット…ペンダント?──あの、アリス先輩がいつも付けてた…?

…はい。最期に渡してくれたんだ、彼女

…パカッ

………写真のアリスさんの横にいるこの人が、俺の恩人。

日晴

………えっ…?それ、って

そう。彼女も先生も…
二人とも、今の"千年王国"…ミレナリア出身でね。……驚いたよ俺も

ジョーカー

!………んだって……、

フラン

ぃゃ……
でもやたら懸賞金が高いと思ったのよ。…道理で

日晴

……これからどうすんだよ、俺達。

…約束、しちまってるからな。

『叛逆の徒』自体、俺が継いだからまだ解散宣言は出していない。
……だから、ミレナリアに向かう事にしようと思うんだ。

日晴

…よし、行くんだな?その千年王国に

……ああ。
叶えたいんだ、あの人の夢…理想を。

日晴

───連れてってくれ。いいよな。

…止めないさ、今更。
第一、君は止められない

ジョーカー

…そうだな。となれば次の目的地は───

フラン

───"極東"。
協会ロシア支部に潜り込み、本部があるミレナリアへ入境する導を得るのが目標よ。
……それで、いいね

日晴

…頑張ろうな!

………あぁ

━━━━━━━━━━━━━━━━

ジョーカー

………という訳です。
お願いしましたよ。

ギィ

───ああ、了解。
お前達も、まずはゆっくり傷を治せよ。

プツッ─

ギィ

……さて、俺の処遇は果たしてどうなるのやら。

━━━━━━━━━━━━━━━━

"千年王国"ミレナリア 協会本部

███

───日本支部が壊滅?

蓬萊

ええ。全くその通りに。

███

…そうか。
例の"当局"の擁護を自ら断っていたと聞いた事があるが、

███

どうも真実だったようだ。──愚の骨頂だな。

███

それで、主犯は判明しているのか?

蓬萊

元アジア系マフィア『noir』の飛鳥馬真という男と、ノワール本人も同様に。

███

noirのノワール…死神か。

蓬萊

また支部長として置いた五監のロイも寝返っておりました。
…以上ですが、当面は残党を警戒すべきかと。

███

ロイが?…そんな奴には見えなかったがな、残念だ

蓬萊

どう処分為さるおつもりで?総帥殿。

███

まあ待て。
一先ず奴には謹慎を命ずる。話はそれからだ

蓬萊

…御意。

███

諸公【蜻蛉】に通せ。
軍備増強を行うと。

███

───ここは一つ、
"待ち伏せ"と行こうか。

━━━━━━━━━━━━━━━━

蓬萊

───聞こえてるか。
私だ。諸公の呉鳳蕾。

蓬萊

今居る五監を招集しておけ。伝令だ。私も直ぐ行く

蓬萊

…ああ、手間を掛けたな【幽月】。感謝する。

蓬萊

……また飲みに行くのか?私はついて行かんぞ。

蓬萊

ではこれで失礼。

プツッ─

蓬萊

───…俺も、気長に待ってみようか。

━━━━━━━━━━━━━━━━

極東ロシア ハバロフスク近辺

《 俺だ、セト。聞こえるか。》

「───何の用だ?」

《 協会日本支部が陥落したそうだ。 君なら知っているかとも思ったが。》

「…初耳だ。」

《そうか。…本題だが、実行犯の組織がそちらに向かう情報を掴んでいる。》

「……どうしろと?」

《 任せる。お前は逃亡者だからな。》

「…無益な接触をする気は無い。」

《 少なくとも頭に入れて置いてくれ。 厄介事に巻き込まれない為にもだ。》

「中国マフィアの件はどうなる?」

《 …まだ動かなくて良い。 その時はまた俺から発信する。》

「……追手は?」

《 現時点では確認していない。 …まだそこに留まるつもりか?》

「ああ、今暫くは。」

《 ───何かあれば連絡する。》

ピッ

…………疲れた。

-to be continued- -3章へ続く-

牛タンつくね

(っ'ヮ'c)

牛タンつくね

スゥーお疲れ様でしたー!!

牛タンつくね

次章からの鍵となる情報で溢れ返っていてワクテカ。

牛タンつくね

これにてマフィア物語2章完結です!!ありがとうございました!!!

3章・極東編は4月初頭公開を予定しております。
同時並行で展開される麗さんサイドのお話もありますのでお楽しみに。

またお会いしましょう。

牛タンつくね

(よかったらコレも見て!頑張って描いたのよ!
書き下ろしもあるよ!!↓)

牛タンつくね

https://youtu.be/AdcyrT1a6bQ?si=Tj0jspXRAQMx0nMh

牛タンつくね

牛タンつくね

(宣伝失礼しました)
またね〜!!
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