最後の1組、atmzです
主atmz最推しなので止まりませんでした
なので長いです
いつものことですがw
あの1件があってから
色々な考えが頭を過ぎる
特に最後に見たあの2人の会話の所々で
胸がぎゅっと締め付けられる思い
苦しいだけじゃないそれが
何だかはよくわからなくてもどかしい
暖かい、懐かしい、辛い
そもそも俺の未練人がコイツかどうか
わからないのに、何で
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するとアイツはふふっと笑った
ただそれは馬鹿にしてるようにも見えなくて
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そう言ってアイツはまた嬉しそうに笑う
何でそんな顔をするのか
何でその顔が久しぶりだと思うのか
何でその顔が暖かいと思うのか
何でそれが嬉しいのか
何で俺はあんなにムキになったのか
わからな
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あーもぅ!俺は真剣に考えてるのにっ!
むきーっと怒るとアイツは
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あ、頭を撫でられる
何故か直感的にそう思ったのに
アイツは満足そうに笑いながら
俺に背を向けた
mz
でも何でそう思ったんだ?
何で残念なんだ?
俺とお前はなんなんだ!?
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そう言ってアイツは俺の頭を撫でるように
空を切るように頭の上で手を揺らした
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と主張してもアイツは一向に辞めない
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むぅっと頬を膨らませると
『良かった』と微笑みながらアイツは辞めた
機嫌が治ったのは本当で
触れないなりにも撫でてくれた事も
恐らくだけど昔みたいに向き合ってくれた事も
嬉しかった
mz
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そう言ってアイツは置いてあった鎌を
俺に差し出した
mz
震えることなく、迷うことなく
その鎌をぎゅっと掴んだ
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持っていた鎌を引かれ
俺は部屋を後にした
何となくこの掛け合いが心地いいと
胸の奥に残しながら
到着したのはmzの通っていた高校の屋上
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確証は無かったがここで恐らく当時何かあったんだろうと思い来た
でもmzがそういうのであれは
ここで何かあったのは事実に変わる
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するとmzはフェンスに近づき
空を見ながら大の字になって張り付いた
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mzの起こした行動や言葉の意味がわからなかったが
彼の記憶のページがめくられたのかもしれない
俺はゆっくりmzの言葉を待った
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ふわりと飛んだmzは
フェンス外の微かな縁に立った
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そうmzに促されたので
フェンスの外に行こうと身体を浮かせたら
mz
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言われるがままフェンスを挟んで
mzの前に立って気付いた事があった
この真下はrsの魂を見つけた場所だ
mz
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mz
何か含みを込めたその言い方が少し気になったが
mzの指をさした方を見てみると
確かに繋ぎ目に薄ら血痕が残ってた
それを確認した瞬間だった
とてつもない恐怖心が俺を襲った
立っていられるのがやっとな程足は震え
冷や汗が溢れ出る
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なんだっ、これはっ………
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mzの言われた通り
俺は目をぎゅっと瞑った
そんな事よりも気になったのが
mzのあの喋り方
俺の前でよく見せていた甘えた声とはまた別の
全ての事に放棄した様なあの口調は一体
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そんな事を考えていたら
訳分からん衝動は落ち着いた
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ふと見ればmzは
その綺麗な瞳から沢山の涙を零していた
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畳み掛けるような俺の質問にmzは泣きながら
笑って答えた
mz
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ぽつりと一言ある事を呟いて
手を広げたmzは
縁を蹴り背中から下へ
落ちて行った
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俺の無駄な勘はこう言った
『あの日もmzはこうして落ちた』
『全てお前のせいだ』
溢れ出る涙を抑えることなく
俺は慌ててmzの元へ向かうと
あの日あの時俺が見た最後のmzと
同じように目を閉じ横たわってた
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どんなに声をかけても反応はない
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本当は身体を揺すったり起こしてやりたかったが
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彼に触れない以上どうする事も出来ず
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俺はただひたすら声をかけ続けた
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するとmzの頭から少しずつ
縁石を染めるように血が流れてきた
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迫り来る恐怖と憎悪
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血が怖い、血が怖い、血が怖い
全身がガタガタ震え
精神は壊れてしまいそうだ
悲しみと同時に来るこの感情が
目を瞑る事を忘れさせ
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俺は天を仰いだ
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あの時助けられなかった
後悔ばかりした
だから今度こそ俺の手で
そう決めてきたはずなのに
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俺は絶望した
触ったら『トラウマ』が起こるとか
気を失っているだろうから大丈夫だとか
再び血を見たら壮絶な思いをするとか
そんな事は何も考えられず
俺はただ悲壮感だけで
mzに目を戻し
ゆらゆら霞む視界の中
俺はmzの身体を抱き締めた
あの日と同じように
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悔しさの余りその腕に力が入る
すると俺の背中が
生暖かい何かに包まれた
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その正体がわかる前に
俺の耳元には言葉が届いた
『ありがとう』
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その声の主がmzだとわかると同時に
背中の暖かさがmzの腕だと知る
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状況が分からず顔が見れる距離まで身体を離すと
mzはその綺麗な蜂蜜色の瞳から
涙の粒を零しながら微笑んで言った
mz
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自分の言葉を思い返してみるも
俺が発した言葉に嘘偽りは無い
困惑しているとmzは
嬉しそうに話し出した
mz
俺には大好きな人がいた
高校に入って毎朝一緒に行った
その人の高校の方が遠かったから
必ず送ってくれた
それを見ていた何人かの女子が
その人に恋をした
協力を戻られたが俺は断った
悲劇の始まりはそこからだった
その人を好きな女子から虐められること数ヶ月
どうやら飲み物に睡眠薬でも入れられたのか
目が覚めると屋上のフェンスに
大の字になって羽交い締めされていた
そこから殴る蹴るの暴行を受け
時には刃物で切られたり
鈍器なような物も出てきた
そして浴びられる罵声
『カス、ゴミクズ、虫けら』
『アンタなんかあの人に付きまとってる金魚のフンよ』
『男同士で気持ち悪い』
『アンタなんか邪魔なだけよ』
悔しさでつい、言ってしまった
『ずっと一緒に居てくれるって、』
言ってる側から殴られた
『ばっかじゃないの!?』
『アンタなんかといるわけないでしょ』
『大体あの人は私と付き合ってるのよ』
『いつもアンタの事が邪魔だって』
『鬱陶しい、面倒臭いって言ってるわ』
『あの人は優しいから直接言わないだけ』
『どうしてそんな事もわかんないのかしら?』
『少しはあの人の事考えなさいよ』
『あの人を思うなら消えなさいよ』
そんなの嘘だ
でもそれは俺の願いであって
事実かもしれない
目の前が真っ暗になった
ふと気がつけば身体は自由になり
俺は床に寝転がっていた
そして誰もいなかった
mz
肉体的にもそうだけど
この時俺の精神は崩壊してた
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心臓の辺りをぎゅっと握ると
ぼろぼろと涙が溢れ出てきた
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身体を起こしフェンスにもたれ掛かると
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暴行の時に留め具が弱ったのか
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フェンスはそのまま倒れてしまった
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そのままフェンスの外の縁へ行き
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手を広げ空を仰ぐ
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満月が光輝いて綺麗な夜
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空も飛べそうな気がして
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俺は空に身を委ねた
最後に伝えたい、あなたに一言
『あなたを愛して、ごめんなさい』
mzの話を聞いて涙が止まらなかった
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そう、mzが亡くなったあの日
無駄な勘が働いた俺は
ここでmzの遺体を見つけた
無惨な姿に涙が止まらなかったことを覚えている
頭や顔を撫でて何度も声をかけた
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そして俺はとある事をしたんだが…………
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本当にそれを求めているのか困惑していると
mz
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そう言えばmzの意識が戻ってから
mzを抱きしめていても何も起きない
mz
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嬉しそうに微笑むmzにキスを落とすと
赤と紫のグラデーションの羽が
月夜の中輝くように生えた
mz
そう言ったmzはとびきりの笑顔で
俺を呼んだ
『at兄っっ!!』
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俺の希望で帰る前にat兄の部屋に来た
ベッドで2人横たわり
今まで触れなかった分とばかりに
ぴったりとくっつきながら話す
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たまにat兄がやってたこのねだる目
これやられると、弱い俺
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触れる程度の軽いキスのつもりが
しっかりホールドされた俺は
あの時とは比べ物にならない程
長く甘いキスに酔いしれた
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