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うー( ´ •̥ ̫ •̥ ` )いいお話だ(༎ຶ⌑༎ຶ)
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
俺は小さい頃から学校が嫌いだ
陰口を言われるのとかも怖いし、何よりも 人と会話しないといけないから
コミュニケーション能力が無いなんて とっくに分かりきってる
俺が何故ヘッドホンをつけているかって?
それもそう
陰口言われてるのが聞こえないようにしてる
うり
廊下、特に窓際は女子が占拠している
陰キャなんて窓側を歩こうもんなら 次の日の居場所など消える
うり
どけよとかは思うけど言わない
怖いだろ、、、、、、、、、、
前を見ると1番この世で厄介な 風景があった
女子が廊下を塞いでいる
うり
委員会行かなきゃなんだぞッ!?
仕方ない
逆の階段から行くか
諦めて方向転換したその時だった
えと
うり
えと
俺に言ったのかと思った
女子はそそくさと端によっていった
えと
すごい
陽キャの女子にあんな事言えるなんて、、、、、
まっすぐな人だなぁ
それが第一印象だった
女子
女子が言った言葉なんて気にしてなかった
まず聞いてなかった
次の日から俺の地獄は始まった
次の日
うり
いつものように小さな声で挨拶をする
今日はいつもと違った
いつもは1〜2人が挨拶してくれた
シーン
いじめだな
実感した
静まり返る教室
シカトされてる、、、、、、、、、、
どうして、、、、、、、、、、、、、、、?
うり
上手くやってきたじゃん
切り抜けなきゃいけない所は 頑張ってきたじゃん
ふざけんなよ
そこから俺の教室での居場所は無くなった
昼休み
この学校では昼休みに 弁当を食べる事になっている
うり
もそもそと弁当を食べる
いつもとなんら変わりがない訳ではない
場所が違う
いつもは教室で食べるけど 視線が冷たいし
うり
屋上は普段立ち入り禁止
清掃員さんとかがたまに 点検に来るぐらい
昔自殺があったらしいぜ?
絶対嘘だと思うけどな
そんな悪い噂がある高校に 受験する奴なんて居ねぇだろ
うり
青く澄んでいる空
綺麗でどこがキラキラ しているように見えた
気のせいだろうな
??
うり
後ろから声をかけられてビックリした
一瞬先生かと思ってしまった
だけど違った
俺の後ろにいたのは、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
うり
うり
うり
えと
来る訳無いと思っていたから ここを選んだのに
隠れたつもりだったのに
どうして見つけれるの?
えと
えと
うり
一緒に食べたら
いじめはエスカレートするかもしれない
1人で食べたらいじめは エスカレートしない
傷つく一緒と傷つかない独り
えと
えと
うり
君となら傷ついてもいいかな?
うり
少し返答に時間がかかってしまった
えと
えと
うり
ずるいなぁ
多分だけど男子から好かれるタイプだ
人の心の隙間に入り込んでくる
その隙間がどんなに狭くても
そしてその隙間を
警戒を緩めていく
えと
うり
警戒を簡単に緩めちゃう俺も俺だけど
えと
うり
えと
うり
えと
彼女が卵焼きをほおばった
えと
えと
君が笑っていると
何故か俺の方まで嬉しくなってくる
えと
うり
えと
彼女が身を乗り出してきた
うり
顔が近い...///
えと
可愛らしい脅し方だ
うり
えと
うり
えと
何でそんな悲しそうな顔をするの?
やめてよ
君が悲しんでるとこっちまで 悲しくなってくる
うり
うり
うり
もう2人で会う事なんて無いだろう
突き放してしまった
ごめんね
何も分からない俺で
えと
えと
今日もまた虐められなきゃいけないんだ
そんな憂鬱な気持ちで扉を開けた
ガララッ
うり
扉を開けると
普通なら有り得ない事が起きた
ボトンッ
うり
黒板消しが落ちてきた
チョークの粉が舞う
うり
俺は教室を飛び出した
最後に聞こえたのは クラスの奴らの笑い声だった
うり
結局は逃げ出したら いつもいつも屋上に行く
ガタッ
うり
誰か、、、、、、、、、、居る
嘘だろ?今授業中だぞ
清掃員さんは今日来ないはずだし、、、、、、、、、、
俺は物陰から覗いて見た
うり
そこに居たのは
茶色の髪をなびかせた
えとさんが居た
うり
彼女はフェンスの下を覗いていた
嫌な予感がした
冷や汗が背中をつたる
彼女はそのまま
フェンスに足をかけた
うり
自殺する?
どうして、、、、、、、、、、
あんなに明るいえとさんがなぜ
考えてる間なんてないだろう
そう思っていても足が震えて動かない
えと
大きなため息
ヒラ
何かが空を舞って落ちてった
一瞬しか見えなかったが それは
進路希望の紙に見えた
えとさんが前に身を乗り出して
うり
俺は物陰から飛び出して
必死にえとさんの腕を掴んだ
えと
うり
驚いただろうなぁ
急に飛び出して来たんだもんな
えと
うり
何があっても死のうとなんて しなさそうな人だった
いや、
そう思い込んでいたのかもしれない
えとさんはきっと、、、、、、、、、、、、、、、きっと 進路に悩んでいたんだ
今どきの高校生なんてさ
親の顔色よんで、 本当にしたい事なんてしない
特にYouTuberとかエンターティナーとか
人を喜ばせたい
それだけなのに全て否定されたりする
うり
悩んできたんだ
壊れそうになっても繋いできた
だけど
無理になっちゃったんだな
うり
えと
グイッ
えとさんを引き上げる事には成功した
うり
うり
えと
えとさんを座らせて
俺もその向かい側に座った
えとさんはぽつぽつと話し出した
それは、俺の予想通りだった
えとさんの家庭は
スポーツ一家だった
父親も母親も有名なスポーツ選手
兄もそうらしい
駅伝の優勝校だったんだって
だから
本当の夢なんて語る事を許されなかった
スポーツ1色
俺はスポーツが好きじゃないから きっとこんな家庭に生まれていたら
耐えれなかったと思う
それでも
必死に耐え抜いたのはすごい事だ
でも
もう無理になっちゃったんだって
だから
死のうとした
最期に
進路希望の紙を残して
うり
えと
えと
うり
えと
少し涙目な君を見て
生まれて初めて
人の事を護りたいと思った
うり
えと
うり
うり
えと
うり
彼女は俺の方を見て
えと
花のような笑顔をうかべた
うり
えとさんが
人に初めて弱い所を見せた
俺の強い所でカバーするから
えと
うり
えと
うり
うり
えと
うり
えと
うり
君が笑うと嬉しくて
君が泣いてると悲しくて
どうしてだろうな
君の感情1つでこんなにも左右されてしまう
俺にとっては
今君の存在は
俺の心をつくってくれる
唯一の存在だ
これからも一緒に居ような
それでずっと
俺の心をつくってくれよ
うり
ゆっくりと振り返った
1面の青空に
思わず笑みがこぼれる
えと
うり
うり
まだ高校生だから
ちょっとぐらい青春してもいいよな
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん
きちくん