nm mnちゅーい
桃赤
兄弟パロです。
兄弟
前編
そう言いながらも、
いつものように笑う長男
俺だって、この賑やかな兄弟たちが嫌いなわけじゃない
でも、俺がこの家が好きな一番の理由は
一つ上の、
次男
彼がいるからだ
よくいじられるけど、みんなから愛されてる五男
甘えたがりな四男と末っ子。
みんなの頼れる、欠かせない存在の長男
こんな兄弟が、俺は好きだ
でも、
一番近い存在の、兄に
みんなとは違う感情を抱いてしまっている。
目の前に広がる2つの分かれ道、
これも見慣れた景色だ
にこにこしながら手を振る彼
俺は、1日の中でこの時間が一番好きだったりする
ほかの兄弟たちにも邪魔されなくて
俺が君を独り占めできる、
わかれみち。
予想外の言葉に心臓が跳ねる。
無邪気に笑う姿も
見慣れたはずなのに、毎回どきっとしてしまう
手を振って、笑ってくれる
もう着いちゃった、と名残惜しく思うのもいつものことだ
いつも通りの朝を迎える。
俺の、唯一の兄
だけど、みんなのお母さんみたいな存在だから
到底弟たちみたいにはなれないな、と思った
今日も賑やかだなあ、と思う
桃は、初めてできた俺の弟
俺の肩にもたれかかるような体制になる
顔に熱が集中していたのが今分かる
おさまれおさまれ、
まさか、自分の弟のせいだなんて
いえるはずなかった。
桃は、大人っぽい方だし
あまり甘えているところも見ない
弟のほうが多いから、だろう
だから、少ない兄である俺にたまに甘える
でも、所詮兄弟
俺と桃の気持ちは絶対違う
思わせぶりな態度も、兄弟だから普通
赤は、みんなより少し遅く帰ってくる
学校で勉強してから帰るそうだ
時々、
どうしようもなく抱きしめたくなる
兄に、こんな感情を抱いてしまうのは
おかしいだろうか
赤の後ろに周って、ゲーム機を持っている手を重ねる
満面の笑みで
こちらを振り返る彼を見て、
距離がものすごく近いことに気がついた
かわいい。
もういっそ抱きしめてしまおうかと思ったけど
さすがにそれはやめた。
嫌がられたらどうしようとか思ったから
たしかに俺は、モテる
理由、兄ちゃんだけどな
少し拗ねた顔も、
世界一可愛かった
その日は、赤の顔色が少し悪くて
また、こいつは
我慢して
細い腕を掴んで、言った
渡した体温計を脇に挟む動作が、
なんというか、とても
えろかった
こんな時でさえこんなこと考えてる俺やばすぎねえか、
びっくりした顔
甘え慣れてないからか
熱のせいからか、喋り方がふわふわしてる
かわいい。
ベッドに乗ったにいちゃんに、布団を被せる
かわいい
でもだめだ、
我慢我慢
かわいいな、ほんと
みんなの前ではお兄ちゃんの顔してるくせに。
小さい口が開く
俺が運んだスプーンが口に入って
小さい唇が閉じた。
率直にえろいなと思った
潤んだ目で
俺の服の裾をきゅっと掴んで、
上目遣い
そう言って、両手を広げて
子供が抱っこをせがむようなポーズをとった
何を言い出してんだ
そう思い、固まっていたら
広げられた手が、力なく落ちていく
それを見て、慌てて抱きしめた
それから、赤は俺の腕の中で眠りに落ちた
寝顔も最高にかわいいな
こんな感情を兄に思ってるなんて
もし赤に知られたら、引かれるかな
でも、好きだからしょうがないだろ
兄と弟なんかじゃ物足りない。
続きは後編へ
短編のつもりだったのに、気づいたらこんなことになってました
頑張ったのでコメントほしいです
コメント
48件
好きです、、() ブクマ失礼します!!
ぶくしつです
え、好き、、ブクマ失礼します