研磨のお話

ここは体育館です。 黒尾視点

朝から研磨の様子がおかしい。 なんて言うかだるそう...。 いやだるそうなのはいつもと変わらないんだけどなんて言うかいつもと違うだるさを感じる。 とは言いつつ隠すのが上手くてはぐらかされてしまう。

こんな感じにいつも通り練習が続いている。 ちょいちょい研磨の様子を見てるけどちょっとだるそうに見えて練習に支障はなさそう。いつも通りこなしてる。レシーブ練習の時も一緒に組んだけど別におかしいところはなかった。 うーんただ。なんかがおかしい。 ただの勘なんだけど。

確かにみんなから見たら研磨は意外と素直なやつだと思われててもおかしくはない。 ただあいつはとことん言い寄らないと何も言わない。 こっちが折れたら負け。 たくっめんどくせーなー

食堂です。

騒がしい奴らをほっぽって俺は研磨を探しに行った。 なんか嫌な予感がしたから。 これが取り越し苦労だったらいいんだけどそうじゃなかったらほんとにやばい気がする。 研磨のとこだし体調とか悪かったら昼飯食べずに午後の練習とかでそうだしな。

そんなわけで研磨を探しに校舎を歩き回ってるとトイレの方から何か音が漏れてて聞こえてくる。