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コーヒー時間

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コーヒー時間

6 - コーヒー時間 ~最終話~

♥

210

2020年06月13日

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奈緒と私の出会いは 私が33歳の時だった

奈緒は私の2つ年下で31歳の年

奈緒と出逢えたことは 私にとって人生最大の幸福だ

優希(編集兼アシスタント)

それで出逢いはどんなのだったんですか?

智徳

話すとなると恥ずかしいな

奈緒

そうですね
でも良い思い出ですよ

智徳

当時俺は女性とお付き合いした経験もなければ

智徳

女性と話すことすらままならなかった

優希(編集兼アシスタント)

まぁ学生時代からそうだったもんな

智徳

そんな時親からお見合いの話が持ちかけられて何人かと会ったよ

智徳

でもみんな向こうからお断り

智徳

最後にしようと決めて奈緒に出会った

優希(編集兼アシスタント)

最後の最後で射止めたわけか

優希(編集兼アシスタント)

奈緒さんは?

智徳

奈緒の方はお父さんが社長さんだから良い話はたくさん来てた

優希(編集兼アシスタント)

えっ奈緒さんのお父さんって社長さんなんですか!?

優希(編集兼アシスタント)

じゃあ奈緒さんは社長令嬢ってこと

奈緒

そんな大それたものじゃありませんよ

奈緒

父は確かにすごいですが私は令嬢と呼ばれるような者ではありません

智徳

奈緒が社長令嬢だからとかではなく

智徳

俺は一目で奈緒のことを好きになった

優希(編集兼アシスタント)

一目惚れか?

智徳

うーん、そうだな

智徳

とにかく雰囲気と所作の綺麗なところに惹かれたんだな

奈緒

ありがとうございます
嬉しいです

優希(編集兼アシスタント)

奈緒さんは?
引く手あまただったでしょう

奈緒

そうでもないんですよ

奈緒

私はとてもマイペースなので男性にうとかったですし

奈緒

だけど智さんのことを素敵だと思いました

優希(編集兼アシスタント)

理由って聞いてもいいですか?

奈緒

理由ですか・・・

奈緒

本当は理由なんてなかったのかもしれません

奈緒

理由がないけれどもっとお話してみたい

奈緒

そんな感情でした

奈緒

ふふっ
だけど智さんが一生懸命だったから

奈緒

こんな風に真っ直ぐに一生懸命生きてきた人なのだと思うと

奈緒

とても素敵だと思いました

智徳

一生懸命・・・か

智徳

確かにそうだったな

優希(編集兼アシスタント)

駆け出し作家だったもんな

優希(編集兼アシスタント)

そんな風な出逢いも素敵ですね

優希(編集兼アシスタント)

それでその後は順調に進んだんですか?

奈緒

ふふふ
出逢ったその日に婚約して頂きました

優希(編集兼アシスタント)

えっ!?

優希(編集兼アシスタント)

初彼女だろ?

智徳

いやーそういうものだと思ってたんだよ

智徳

付き合う=結婚だとな

優希(編集兼アシスタント)

まぁ付き合う=結婚って言うのはあるけど

優希(編集兼アシスタント)

まずはお付き合いしてからだろう

智徳

でもまあそれがあったから今があるし

智徳

その時の俺を褒めてやりたいよ

奈緒

そうですね
すごく嬉しかったですよ

優希(編集兼アシスタント)

なんて言ったんだよ?

智徳

おおっと
いくら心の友でもそれは言えないな

優希(編集兼アシスタント)

そうか・・・

優希(編集兼アシスタント)

でも奈緒さんのお父さんはよく許しましたね

奈緒

そうですね
父も智さんをすぐに気に入ったようですよ

優希(編集兼アシスタント)

で、すぐに結婚ってわけか

優希(編集兼アシスタント)

まさに運命の2人ってことだな

智徳

まさにそうだったな

奈緒

はい
智さんが運命にしてくれたのだと感謝でいっぱいです

本当はあの日 人生初の告白に緊張しすぎて 上手く言えなかった

それでもにこっと笑って 応えてくれた奈緒を 必ず幸せにすると決めた

《お見合いの場にて》

智徳

え、えっと本日はお日柄もよく楽しいお時間をありがとうございました

奈緒

はい、こちらこそ

智徳

あのコーヒーは毎日飲まれますか?

奈緒

そうですね
毎日飲みます

奈緒

私の至福の時間です

智徳

こ、これから僕のために毎日コーヒーの時間を作ってくれますか?

奈緒

毎日ですか
ふふっ

奈緒

お会い出来る時はぜひ美味しいコーヒーでお話しましょう

智徳

そ、そそそうじゃなくて

智徳

毎日のコーヒー時間を僕にください

奈緒

あっ・・・

奈緒

すみません
私気がつかなくて

奈緒

私のコーヒー時間をこれから先も一緒に過ごしてください

奈緒

末永くよろしくお願いします

智徳

え、い、いいんですか

智徳

僕まだお父さんに殴られてませんよ

奈緒

ふふふ
ドラマみたいですね

奈緒

大丈夫です
父は殴ったりしませんよ

智徳

告白もしたことないのにこんなんですみません

智徳

なんでOKだったんですか?

奈緒

ふふっ
一生懸命だったから

こんなつたないプロポーズでも 俺にとっては精一杯だった

あの時奈緒がくれた言葉と キラキラした笑顔は

どんな時でも思い出すことができる

奈緒と歩むかけがえのない日々の 1ページにふさわしい日だった

あの日からただひたすらに 奈緒のことを思っている

一生懸命好きでいる 一生懸命愛している

奈緒

今日はウエディングというコーヒーを入れました

優希(編集兼アシスタント)

素敵な名前ですね

奈緒

智さんと出逢った日に帰りに飲んだコーヒーです

智徳

懐かしいな

智徳

フラワーシャワーをモチーフにお花の香りが広がるコーヒーだよな

奈緒

その通りです

優希(編集兼アシスタント)

では俺はこのコーヒーを頂きながら編集するので

優希(編集兼アシスタント)

たまにはお2人でごゆっくり

智徳

おう、悪いな

奈緒

ご一緒に飲まないんですか?

優希(編集兼アシスタント)

智徳が2人きりになりたがってるので

智徳

ははは

奈緒

そうですか

奈緒

優希さんは良かったんでしょうか?

智徳

1人の方が編集もはかどるって言ってたよ

奈緒

そうなんですね

智徳

次の小説のネタが浮かんだよ

奈緒

次はなんですか?

智徳

奈緒とさくらとの人生を小説にしようと思う

奈緒

それはエッセイですかね?

智徳

そうだな

智徳

自分の人生をずっとつまらないと思ってきたけれど

智徳

奈緒と出逢ってさくらと出逢って

智徳

こんなにも素晴らしいものだと気がついたんだ

智徳

それを小説にして人に伝えていきたいと思う

奈緒

それはとても素敵なことですね

奈緒

人生を物語にするんですね

奈緒

ネタの尽きない小説ができますね

智徳

生きている限り続いていく物語になるだろう

智徳

問題は終わりをどうするか

奈緒

物語はいつもハッピーエンドです

奈緒

私たちの物語ならきっとハッピーエンドになるでしょう

奈緒

これからの日々をこれまでの日々をハッピーにするかどうかは

奈緒

全て自分次第ですから

智徳

そうか
ハッピーエンドにしよう

奈緒

私たちはきっとハッピーエンドの物語を作るために出逢ったんですね

智徳

奈緒の発想はいつもいいな

智徳

奈緒と一緒ならどんな物語も書けるような気がするよ

奈緒

それはとても嬉しいです

奈緒

私の好きな時間も智さんのおかげでいつも大変幸せですよ

智徳

コーヒーの時間か

智徳

あ、そうだ
次の小説のタイトルはこれにしよう

奈緒

なんですか?

智徳

プロポーズの時にも使った言葉

智徳

奈緒の一番好きな時間

『コーヒー時間』

~完~

この作品はいかがでしたか?

210

コメント

2

ユーザー

なるほど、コーヒー時間の理由がすべてわかりましたね・ω・ 二人は運命の出会いだったのですね。これからも幸せでいてほしいですね

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