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剛side 美羽と約束した花火大会の日。 いつも通りの練習をこなした後 シャワーを浴びて 浴衣に着替えた。
椎葉
石黒
森木
椎葉
石黒
森木
石黒
森木
椎葉
森木
森木に押し出されるように 寮を出て、 蓮が待つ車に向かった。
とある商店街に続く 道で車を降り蓮にお礼を言って 美羽との待ち合わせ場所に向かう。 早めに着いたのか 美羽はまだ来ていない様子だったから しばらく彼女を待っていると 横から誰かに話しかけられ 横を見ると彼女が浴衣姿で立っていた。
美羽
椎葉
美羽
商店街に屋台が並び 何やろうか迷ったが お腹がすいていてなにか食べようと 話になりそれぞれ好きなものを買って 近くにある神社にやってきた。 鳥居をくぐると 親子連れや友だち同士など 賑わっている様子。
椎葉
美羽
美羽と知り合って 初めての花火大会の時も 主食を食べずに かき氷やベビーカステラなどを 先に食べていて変わらない様子だった。
椎葉
美羽
爪楊枝でたこ焼きひとつ取って 口に入れた美羽。 元々猫舌で結構熱かったのか 急いでお茶で流し込んでいる。
椎葉
美羽
かき氷1口貰うと りんご飴とわたあめの半分貰った。 単に半分こして 共有したかったらしく 子供心が可愛らしいと感じるのだった。
ご飯を食べ終え 屋台が並ぶ商店街で散策を始めた。
美羽
椎葉
美羽
指さしたのは 犬のぬいぐるみだった。 彼女はお店の方に いつの間にかお金を渡し、 お目当てのものに向け 狙いを定めていた。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
2回目で 狙ってた犬のぬいぐるみを落とした美羽。 あと3回残ってるので 何にするのか気になっていると 肩を優しく叩かれる。
椎葉
美羽
椎葉
美羽
椎葉
そう問いかけた矢先、 俺や美羽に限らず 周りにいた人のスマホに 地震の速報を知らせる音が鳴り響いた。 すぐに美羽の体に覆い被さるよう その場に座り込む。 大きな揺れが襲い 大人でも立てないぐらいの 揺れが続いたが ある程度すると落ち着いて そばにいる美羽の様子を伺うと 過呼吸のような症状が出ていた。
椎葉
西純
椎葉
西純
富田
背中を擦りながら 周りを見渡すと 屋台は全て倒れている様子で 電柱も根元から倒れているものもあった。 大きな声で泣く小さい子を宥める 家族の方や 友達同士で不安そうに寄り添う方など 色んな様子があった。 美羽の過呼吸も落ち着いてきて 安心するが、遠くの方から 火事の情報が流れてくる。
富田
椎葉
美羽
椎葉
手に持っていた荷物を 純矢と蓮に預けて 避難場所まで歩き始めた。
近くの中学の体育館に足を運ぶと 色んな年齢層の方が集まっていた。
西純
椎葉
富田
体育館の壁際の仕切りに 俺ら4人が固まっており 疲れて寝てしまった美羽を壁際に寄せた。
椎葉
西純
富田
西純
椎葉
鳴尾浜の心配をしていたら 余震の影響か分からないが 地震の速報が鳴り響く。 それに気づいたのか 起き上がる美羽に ガラス破片が当たらないように 覆い被さるのだった。
次の日の朝 余震が続く中 太陽の光とセミの鳴き声で 目を覚ますと 横にいるはずの美羽がいなかった。
椎葉
富田
椎葉
西純
美羽
椎葉
西純
富田
西純
椎葉
着ている浴衣を整えて 3人揃って外に向かった。