ミーンミンミン
うるさい蝉の声と同時に目が覚める。
嫌いな朝にうるさい蝉の声のせいで 朝から気分は最悪。
ゆあん
時の流れの早さを感じながら"あの夏"を思い出す。
あれから"5年"。
でも、5年経った今でも忘れられない。
これは、俺の一夏の甘いのに、どこか苦い
恋のお話。
5年前
リンリンリン
目覚まし時計が鳴る。
ゆあん
俺の名前は赤坂ゆあん。
高校一年生である。
両親は小さい頃に他界。
なので現在は一人暮らし。
ゆあん
その日はのんびり学校へ行く気分だったので、
準備を終わらせてすぐに家を出た。
ゆあん
風が吹いているにも関わらず、暑さは変わらない。
やっぱり夏は嫌いだ。
蒸し暑くてイライラする。
そんな俺を煽るかのように、涼しくも ない風が吹いた。
ゆあん
住宅街の中でベンチとブランコだけが置かれた公園。
この近くには大きな公園が何個もあるため、 きっとこの公園の利用者は少ないだろう。
ゆあん
そう思い、公園へ足を踏み入れる。
いつもなら絶対に立ち止まらない公園に 今日は脚を引き摺り込まれる。
ゆあん
さっきまで死角で見えなかったベンチに同い年くらいの男の子が座って居た。
綺麗な横顔に切長な目。 茜色の髪。
そして、触れたら溶けて無くなってしまう 雪のような肌。
その全てに俺は目を奪われた。
ゆあん
互いに目が合う。
ゆあん
男の子は目線を逸らし、また遠くを見つめている。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
あなたに見惚れて居ました。 なんて言えるわけがない。
ゆあん
そう言って会話が途切れる。
ゆあん
ゆあん
ゆあん
そう言われてスマホの時間を確認する。
8:15
ゆあん
ゆあん
俺は男の子に何も言わず背を向け、 急いで学校へ向かった。
ダンっ
ゆあん
ゆあん
るな
るな
ゆあん
こいつは水巻るな。
俺の幼なじみだ。
自分のことを"天才"とか言うちょっと変なやつ。
ま、すごく良いやつなんだけど。
るな
ゆあん
るな
ゆあん
そうだあいつ。 名前聞けなかったな。
いや、初対面で名前を聞いたら警戒されるか。
ゆあん
いるかも分からないあいつに会いに。
るな
ゆあん
ゆあん
るな
るなは女友達の輪へと戻っていく。
ゆあん
あってほんと1時間も経ってないけど。
こんなに人を気にしたのは初めてだ。
ゆあん
誰にも届かない声で呟く。
同じ高校だったら良かったのに。
ま、高校生かも正直分かんないんだけど。
ゆあん
別に好きでも嫌いでもない。
する事だってないし。 遊びに行く程の友達もいない。
友達の作り方なんて、中学生時代の 自分しか知らない。
そんな俺を風がまた煽る。
ゆあん
心の底からそう思った。
第一話を見て下さり ありがとうございました!
ここで少しお知らせなんですけど、まだこのお話最後まで書き上げてなくて、。
なのでnextいいね?的なのを採用します。
ごめんなさい、思った以上に書き上がらなくて!
でも、いいねが指定より多かったらすぐに続きをあげるようにしたいと思います!
例えば100♡指定だったら、200♡で次の日にあげる みたいな?
お手数ですけど把握お願いします🙌🏻
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝500♡
コメント
4件
続き楽しみです!
応援してます📣!