佐川 薫
あんたうざいのよ!
永原 沙夜
へ、?
佐川 薫
いつもニコニコしてて、
佐川 薫
努力もせずみんなの高嶺の花になって
佐川 薫
私がどれだけ頑張って今の座についたかわかる!?
永原 沙夜
っ、すみません、
佐川 薫
そうやっていつも謝ってばっかで、
佐川 薫
こっちが惨めになるからやめてよ
永原 沙夜
私だって、
佐川 薫
は?
永原 沙夜
私だってあなたのように努力して慕われる人間になりたかった、!
永原 沙夜
家でも姉と比べられて
永原 沙夜
私はあなたの気持ちは分からない、
永原 沙夜
だけど、私の気持ちも分からないですよね、?
永原 沙夜
これでお愛顧じゃ、ダメですか、?
佐川 薫
ダメに決まってるじゃない!
永原 沙夜
ごめんなさい、
佐川 薫
やっぱほんとにうざい!
佐川 薫
いつか殺してやる、
沙夜父
さよ!!!
永原 沙夜
お父様!?
永原 沙夜
どうしたんですか?
永原 沙雪
お母様が倒れたの!
永原 沙夜
え!?
永原 沙夜
私も行きます、急ぎましょう!
モブ
あの人どこかで見とことある、
モブ
永原財閥のひとじゃねーか!?
モブ
え
モブ
お父様って言ってたし
モブ
永原財閥の娘なのか?
モブ
え佐山やばいじゃん
モブ
消される?w
モブ
おい今そういうこと言うのやめろよ
モブ
わりぃ、
佐川 薫
永原財閥の娘だなんて、知らなかった、!
永原 沙雪
お母様!!
永原 沙雪
大丈夫ですか!?
沙夜母
沙雪?わざわざ来てくれたのね、
永原 沙雪
はい、
沙夜母
でもあなたはもう受験生なんだから帰りなさい
永原 沙雪
でも、
沙夜母
沙雪。こんな私よりも自分を優先しなさい。
永原 沙雪
分かりました、お大事に。
沙夜母
ええ。
沙夜母
お父さん、来てくれてありがとう。
沙夜父
ああ。
沙夜母
ちょっと沙夜と2人にしてくれないかしら
沙夜父
分かった。
沙夜母
沙夜。
永原 沙夜
はい、
永原 沙夜
お母様、大丈夫ですか?
沙夜母
ええ、平気よ
沙夜母
あなたに話したいこともたくさんあるから座って。
永原 沙夜
はい。失礼しますね。
沙夜母
ええ、
永原 沙夜
で、話って、
沙夜母
あのね、昔から沙雪ばっかり可愛がってきたの。
沙夜母
大切な長女だし、これからもね、
沙夜母
それで、どうしても沙夜の冷たい態度を撮ってしまうことが少なからずあったのよね。
沙夜母
あなたが嫌いなわけじゃないのよ、
沙夜母
あなたはいい子だったから、手間もかからず放ったままにしちゃったわね、
永原 沙夜
そう、ですね
沙夜母
ほんとう、申し訳ないわね、
沙夜母
2年早く生まれただけですごく格差が出てしまったの。
沙夜母
沙雪には名門大学に通わせるつもりなの。
永原 沙夜
そうなんですね、私もお姉様を応援します。
沙夜母
だけどね、あなたには自由の道を進んで欲しい、
沙夜母
今まで辛い思いさせた分、自由に過ごしてほしいわ。
沙夜母
それだけよ。
永原 沙夜
嫌われてるわけじゃないと知って安心しました、ありがとうございます^^
永原 沙夜
私がこれからどんな道に進んでも
永原 沙夜
応援してくださいますか?
沙夜母
ええ、もちろんよ
永原 沙夜
それじゃあ、お大事に
一見優しく見えるかもしれない。
でも
私は
「勝手にしろ」
と言われている気分になった
ほんと、ひねくれてるなぁ笑
だけど
嫌いじゃないと言ってくれた母は
今まで通り姉を評価し続けた。
結局口だけだもんね
一応産んでくれた人だもんね
心配はするよ
お大事に
モブ
長原来たぞ!
佐川 薫
あんた!なんで永原財閥の娘ってこと言わなかったのよ!!
永原 沙夜
言う必要が無いと判断しました(*^^*)
佐川 薫
言ってたらいじめなんかしなかったのに
永原 沙夜
なぜですか?
佐川 薫
お金持ちにいじめってそれなりにやばいし、
永原 沙夜
お金持ちならいじめないって精神おかしいと思います(*^^*)
佐川 薫
あんた!
パチン
私の頬は強く叩かれ
その音は教室に響き渡った
モブ
おい、佐山やめろよ、