ak
帰り道、友人と何度もトロフィーや表彰状を眺めた
友人
友人
ak
友人
ak
友人
友人
バカみたいなことしながら帰る
本当に楽しくて、時間が過ぎるのがあっという間だった
ak
あれ…
靴…、?
ak
母
ak
母
母
そういえば“おかえり”って言ってくれたことないな
てか名前すら呼んでくれないし、
あと多めとか言っといて7万かよ…
ak
母
ak
母
母
ak
俺は、手に持っている表彰状とトロフィーについて、何か聞いてくれないのかと
淡い期待を抱いていた
小学校の頃もそうだ
満点のテストを10枚以上ためて、母や父が帰ってきた時に見せた
少しでも俺に興味を持って欲しくて
…見向きもしなかったけど
今回もそうだった
どうしても、親の愛情が欲しくて、
俺を見てほしくて、
この願いが叶うことは無いけれど
母
ak
ak
ak
母
ak
母
母
母
バタンっ
ak
俺が
俺が何した?
ただ、1位凄いねって、
トロフィーいいねって、
一言くらいあったっていいじゃん
あんな怖い顔しなくても
ak
その日、涙が止まらなかった
こんな事、今まで何度もあったはずなのに
慣れてるはずなのに
ak
ak
ak
ak
ak
この独り言も、嫌になる
誰もいない、無駄に広い家で
ただ独りで突っ立って泣いた
誰にも届かない、心からの叫び
1番見てほしい人に見てもらえない
家で構ってほしくても構ってくれない
何か不安なことがあっても誰もいない
独り言は虚しくて、やるせなくて、
どこにもぶつけることの出来ない
最悪のモノだった
ak
表彰状の滲んだ文字
あんなに美しく輝いていたトロフィーは
俺の視界では、霞んだ色へと変化した
ak
スッ (表彰状とトロフィーを持ち上げる)
“どうでもいいわよそんなの、”
ak
ガン!
ガチャっ、…コロコロ…
俺は思い切り、表彰状とトロフィーを床に投げつけた
ak
トロフィーには傷が付き、
表彰状はぐしゃぐしゃになってしまった
ak
ak
ak
仲間と一緒にとったトロフィー
その努力を文字に納めてくれた表彰状
俺の宝物なのに
ぶつけようもない感情を、
宝物にぶつけてしまった…
ak
ak
ak
それからまた1年ー
親は完全に顔を見せなくなった
月1で金を置いてくれなくなった
高校からは自分でバイトして何とかしろ
という無言の圧だろう
俺は、またバカな真似をした
また親からの愛情が欲しいとか
見てほしいとか
意味もない感情を爆発させて
高校入学前に
自分で髪を染めて、ピアスを開けた
我が子がヤンキー路線へと行けば
少しは驚くかもしれない
止めに来るかもしれない、怒りに来るかもしれない
しかし、俺がこんな風になってから
親は一度も俺の顔を見ていない
だからまだ、
もし帰ってくる時があれば…
なんて、
そんな事、あるはずもないのに
それからというもの、学校は楽しくないし
人生が楽しくない
あんなに好きだったバスケも諦めた
バスケ部には入りたかったけど、自分の稼げる分は、
生きるだけで精一杯だった
ak
思い出さなければよかった
ak
ak
ak
長くなっちゃいました…💦
でもその分いい感じにかけた気が…する!
ここまで読んでくださりありがとうございます!♡
もしよければフォロー&いいね、コメントして頂けると泣いて喜びます(´;ω;`)
コメント
4件
サブ垢で初コメ失礼しますっ すんごい お話の内容とか 好きです 🫶🏻 本垢じゃなくてすみませんっ 💦
これ好きです.ᐟ.ᐟ