シリア
シリア
シリア
シリア
シリア
シリア
シリア
シリア
骨が抜かれて本当の空洞になった左腕を見て、酷く虚しくなった。
インド
インドが抱えていたものを見て、私は思わず小さく叫ぶ。
大英帝国
神経覚醒ガス、悪夢のような代物だ。 それを吸えば、悪夢を見る事すら叶わなくなる。
視界がぐんにゃりと歪み、肺の奥深くまで酸素が行き渡るよう深く息を吸う。
大英帝国
吸入口を口元に近付けられ、一気に噴射する。抵抗も出来ずガスを深く吸う。
イギリス
嫌だ、また同じような幻覚を見たくない! 私は目を強く瞑り、頭を床に伏せた。
頭の中でガスに着火し、ショッキングピンクの炎が素早く脳全体に燃え広がる。
かと思えば、翠色の流れ星が流れて来て脳内で弾ける。
神経覚醒ガスは、麻薬と色々な毒を調合した特殊なガスだ。一歩間違えれば、致死量を超えて一週間死ぬ事になる。
大英帝国
お兄様に頭を鷲掴みにされ、部屋の全貌を見渡す。
大英帝国
お兄様はインドから火のついた煙管を受け取ると深く吸った。
煙管を咥えたまま鋸を手に取る。
右肩にお兄様の足が掛かる。これから起こる悲劇に目を瞑る。
大英帝国
お兄様は左手でインドに鋸を向けると、インドはバーナーを持った。
イギリス
脳にはショッキングピンクの炎、目の前には赤い炎が轟々と燃えていた。
大英帝国
加熱され赤く煌めく鋸を見て、思わず息を飲む。
鋸が私に近付き、瞬顔に触れる。
イギリス
イギリス
イギリス
顔の皮を溶かし、直ぐに肩の肉を焼き切り刃は進む。
大英帝国
お兄様は足を下ろすと、私の太腿にヒールを突き刺した。
イギリス
お兄様は青くなった鋸をインドに向けると、インドがバーナーを構える。
そしてまた、肩の肉を切られる…
イギリス
イギリス
大英帝国
鞭打ちはもうすっかり慣れた。でも、こんな懲罰初めてだ!
熱した銅線で発泡スチロールを切るように。私の腕は、いとも簡単に切れてしまう。
イギリス
イギリス
お兄様は刃をもう一度熱すると、骨をがつりと鋸で叩いた。
イギリス
イギリス
痛みと麻薬で脳がくらくらしていると、肉の焼ける音が聞こえる。
イギリス
お兄様は太腿に足を置いているせいか、バランスが取りづらいようだった。ぐらぐら鋸の刃が揺れる。
イギリス
大英帝国
お兄様は舌舐りをしながら、刃を動かし続ける。
イギリス
インドに熱した金属板の上に腕を置かれる。
大英帝国
お兄様は鉄板の上で踊る腕を見て、再度舌舐りをした。
コメント
26件
英帝…。大人しく滅んでおきましょうね…。
そういえば作中、「青くなった」という文が出てきましたが、イギギの血は青か…!?
フォロー失礼します! もやしさんの書き方めっちゃ好きで す!続き待ってます!