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ライエル
それにしても、「暇つぶしトーク」、「天界の文通」…すごいよね…
カノア
うん…尊敬しちゃう。
ライエル
これで、悪い事をしている人間に罰を下して、他の人間には天界の文通を知らせて、良い人間にできる！
カノア
うんうん！ね、アイラ！
アイラ
…こんなのおかしいよ。
ライエル
え？
カノア
アイラ？
アイラ
こんなの絶対おかしいよ！
アイラ
何もしてない人間が無残に殺されて、１つのサイトで犠牲ができるだなんて！
アイラ
みんなが思う「神」は何！？「神」は無残に人を殺す存在？人々を騙して犠牲者を出す存在！？
ライエル
アイラ！
カノア
そんな事ばっか言ってると、貴方は堕天使にされるわよ！
アイラ
っ…！
アイラ
と、とにかく考えといて！私はおかしいと思うから！
アイラは白い羽を羽ばたかせながら、自分の部屋へ向かっていった。
アイラ
(みんな、おかしいよ！私がおかしいの…？周りの人はみんな狂ってる…誰か、誰か力を貸して…！)
⁇
天使アイラよ。
アイラ
えっ、だっ誰⁉︎
⁇
あまりそう驚くな。私の事を信じているのだろう？
アイラ
もしかして…「神様」…？
ハイアル
あぁ、私はハイアル。
アイラ
ハイアル様っ…！？何故私なんかの前に？
ハイアル
……
ハイアル
アイラ、お主に話があるのだ。
アイラ
私に…？
ハイアルの遺跡
ハイアル
君は、「暇つぶしトーク」つまり、「天界の文通」を知っているかね？
アイラ
…はい。
ハイアル
君はそれに反対している。
アイラ
……あの、私はハイアル様を貶すつもりはなかったのです。ただ、人が無残に殺されるのが嫌で…だから処刑だけは…！
ハイアル
処刑？なんて物騒な事を…ハハハ…君は何か勘違いしているようだね。
アイラ
へ？
ハイアル
私は、そもそも「天界の文通」を消したいのだ。
アイラ
え！？じゃ
アイラ
じゃあ、バイアル様が造ったものでは無いのですか…？
ハイアル
あぁ。
ハイアル
ただ、私は天界が良くなるように、「天界の文通」を作り、天使達が連絡を取れるようにしたのだが…
ハイアル
人間界ではそれと同時に…頭の狂った人間が、「暇つぶしトーク」を造ったのだ。
ハイアル
そして、その人間はなぜか「天界の文通」を知っていたのだ。
ハイアル
そして、「僕達は人間達に罰を加える。そして生贄を沢山作り神様に捧げる。」そう言った。
ハイアル
こっちからしたら生贄送られてもめんどいんだよね
アイラ
ハイアル様！私語出ちゃってますよ！
ハイアル
いやまぁ私神だから大丈夫やろ
アイラ
そういうものなん？
ハイアル
そういうものなん。
ハイアル
まぁ…そういう事です。
アイラ
そうだったんですか…でも神様の力だから、何とか出来るはずですよ！
ハイアル
無理だよ。
アイラ
え
ハイアル
天使の「四天王」っているだろう？
アイラ
…はい。
ハイアル
四天王を倒すのも少し難しいんだよ。可能ではあるんだけれど、少し疲れてしまう。そして、私が「天界の文通はおかしい」と言ったら…私は神では無いと疑われるのさ。
アイラ
……そんなの天使じゃありません、悪魔ですよ！
ハイアル
わたしもそういいたいよ。
ハイアル
後、他の天使も相手にしなければいけない…。だから、相当の体力が必要なんだよ。
ハイアル
それと、天使を沢山倒してしまったら天界は崩れる。天界が崩れる事によって、人間界のバランスを崩れてしまう。
ハイアル
「天界の文通」は死神と同じような存在なんだよ。
アイラ
じゃあどうすれば良いんですか！？
ハイアル
…悪魔の力を貸してもらうしかないな。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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