翌日
紗季
もー芽衣!!
紗季
心配したんだからね!?
芽衣
反省してます
芽衣
すみませんでした
翔
まあ
翔
芽衣悪くないしな
翔
翔
元はと言えば俺が悪いし
紗季
えっ
紗季
そーなの?
芽衣
芽衣
ん〜
芽衣
どうなんだろね
紗季
自分のことなのに笑
翔
翔
ところで
翔
なんで俺の家?
芽衣
近いから
紗季
うんうん
翔
それ理由になってんのか
芽衣
なってるよ
芽衣
芽衣
というか
芽衣
紗季
芽衣
話合わせてくれたって聞いたよ
芽衣
ありがとね
紗季
いえいえ
紗季
紗季
それにしても
紗季
翔くんに頼まれた時はビックリしたよ
翔
紗季
翔
頼みがある
紗季
え?
翔
この2日間
翔
芽衣はお前の家に泊まってることにしておいてくれ
紗季
紗季
ん?
紗季
理解が追いつかなかった
紗季
なんて?
翔
翔
俺の考えが合っているなら
翔
芽衣は俺の生家にいる
紗季
えっ
翔
ただ
翔
黙って出てきたろうから
翔
親が心配しているだろう
翔
翔
そこでだ
翔
芽衣の親に何聞かれても
翔
家にいると言ってくれ
紗季
紗季
なんかよく分かんないけど
紗季
分かった
紗季
紗季
あ!
翔
なんだ
紗季
もし芽衣の親がうちの親に聞いたら
紗季
うち親から聞かれるよね?
紗季
どう言えばいいの?
翔
そうだな
翔
翔
俺の家に来ているから
翔
内緒にしといてくれ
翔
とでも言っておいてくれ
紗季
紗季
男の家に泊まりって
紗季
ますます心配するんじゃ...?
翔
まあ
翔
聞かれることはないだろうな
翔
2日だから
紗季
ってな具合に
芽衣
芽衣
そんなことが
翔
おい紗季
翔
やめろ
紗季
え〜なんで?
翔
翔
なんでも
紗季
しっかし芽衣
紗季
ここまで翔くんが手打ってくれるとか
紗季
愛されてるね〜
芽衣
!?
芽衣
芽衣
愛って...
翔
...
紗季
紗季
...あれ?
紗季
この2日間なんかあったみたいな雰囲気
芽衣
芽衣
後で話すよ
紗季
え!!
紗季
ほんとになんかあったの!!?
翔
翔
カマかけたのか
紗季
いやいやいや!!
紗季
思ったこと言っただけだから!!
紗季
紗季
マジか〜
紗季
芽衣
紗季
話楽しみにしてるから!!
芽衣
芽衣
分かったよ〜
翔
変な事言うなよ
芽衣
約束は出来ないかも
翔
おい
紗季
紗季
あ〜
紗季
やっぱり仲良いね〜
紗季
2人とも
芽衣
芽衣
はい
芽衣
この話はここまで!!
芽衣
おしまい!!
紗季
えっ
紗季
逃げたな〜
紗季
紗季
あっ
芽衣
!?
翔
過敏に反応しすぎだ
芽衣
あっ
芽衣
そうだね...
翔
で?
翔
どうした?
紗季
前々から気になってたこと
紗季
聞いていい?
翔
?
翔
ああ
紗季
紗季
翔くんって
紗季
もしかして―――