テンコがキリュウの右腕を両手で持って、連れて行こうとした時、ミカゲとマリ、ダンテが向かってきた。
ミカゲ
何やってんだァ?テメェ

キリュウ
あ、ミカゲ君

キリュウ
お元気そうですね

キリュウ
今回は殺人事件は起こってませんよ

ミカゲ
なんで俺に会う度に殺人事件ワード仄めかすんだァどいつもこいつも

ミカゲ
アンタの嫁にも言われたわ

キリュウ
私に嫁はいません

ダンテ
誰が嫁だァミカゲ少年!!

テンコ
ダンテ!

ダンテ
あ!姉貴!!

ダンテ
何処行ってたんだァ!?ったく!!

テンコ
ダ、ダンテが迷子になるから…

ダンテ
いや迷子になったの姉貴!!

ダンテ
姉貴超絶方向音痴だから直ぐほろほろどっか彷徨きやがって!

ダンテ
俺ミステリー小説買うからここで待ってろって言ってたのになんで歩き回るんだよ!?

テンコ
だ、だってお洋服とかが気になったから…

ダンテ
あとでよかっただろ!?

ダンテ
そのお洋服行ったあとに帰ろうとして違う方に向かって歩き始めるから余計に迷子になんだよ姉貴はァ!!

キリュウ
ダンテ君、その辺に…

ダンテ
先輩黙っててください!

キリュウ
( ´・ω・`)

マリ
でままぁよかったじゃなぁいお姉さん見つかってぇ

マリ
と言うかお姉さんも、美人さんねぇ!

マリ
やっぱりダンテさんそっくりぃ

テンコ
……///

ダンテ
いや俺そっくりはいらんだろ!?

ミカゲ
……

ミカゲはキリュウに拳骨を落とされ、駐車場で伸びている男二人を見た。
ミカゲ
おい、コイツらレ○プ魔だ

ダンテ
マジか少年?

ミカゲ
おいキリュウ、状況説明しろや

キリュウ
この二人が、この子を遊びに誘っていたのですが、

テンコ
テンコです

キリュウ
あ、はい

キリュウ
テンコさんを遊びに誘っているところを偶然見た私が、テンコさんをダンテ君と間違えて声をかけてしまい、

キリュウ
ダンテ君の空似の人と会えたので、ダンテ君を探してテンコさんを見せようと思っていたら、テンコさんがダンテ君の居場所を知っていると言うので、一緒に行こうとしたら、

キリュウ
この二人がテンコさんを居酒屋とホテルに連れて行きたいと言っていました

キリュウ
この二人、誘いを断ったら直ぐに怒るタイプの人達でしたので、テンコさんも断りづらかったと思います

キリュウ
それで、遊びに行く時は誘いを強要してはいけないと説教しようと拳骨したら、その…

キリュウ
加減を間違えてしまい…

ミカゲ
無自覚にレ○プ魔の行動止めやがった

マリ
さすが社長ぉ♡カッコいい〜♡

キリュウ
え?

ミカゲ
多分本当の筋書きはこうだァ

ミカゲ
テンコさんはこの二人からナンパされた

ミカゲ
それ見たキリュウが、テンコさんをダンテさんと間違えて話しかけた

ミカゲ
居酒屋とホテルに連れて行きたいナンパ男…もといレ○プ魔が、どうしてもテンコさんをレ○プしてェから、逃したくねェわな

ミカゲ
テンコをダンテの所に連れて行こうっつーキリュウが邪魔で鬱陶しかっただろォよ

キリュウ
だから私は、テンコさんをダンテ君に合わせてから彼らと一緒に遊ばせようと…

ミカゲ
そんなのレ○プ魔が信じるわけねェだろォ?

ミカゲ
せっかくレ○プしようと狙った獲物を、別の男が持っていこうとしてんだからなァ

ミカゲ
狙った獲物を連れて逃げられる…と思われてたろォな

キリュウ
……あの、さっきから気になってるんですが、

キリュウ
れ○ぷとはなんですか?

テンコ
え?

マリ
え?

ダンテ
そォ言えば先輩、性的な事について疎かった

ミカゲ
俺が言う

ミカゲは、キリュウに歩み寄り、彼の耳に口を近づけてヒソヒソ話をしていた。
キリュウ
そ、そんな…

キリュウ
もしかしてこの二人リュウ家の…?

ミカゲ
いや、多分関係ねェよ

キリュウ
テ、テンコさん…

キリュウ
すみませんでした…

テンコ
い、いえ!結果的に助けていただきましたので…!

キリュウは駐車場のセメントに頭を打ちつけて、テンコ相手に土下座していた。
マリ
ミカゲさん社長に何言ったのぉ?

ミカゲ
レ○プ魔イコール強○魔っつった

マリ
え?それだけ?

ミカゲ
ああ、それだけ

マリ
だったら社長があそこまで土下座する必要ないのにぃ

ミカゲ
アイツ頭ブッ飛んでっからなァ

キリュウ
サラリと失礼な事言われた

テンコ
あの、キリュウさん

テンコ
助けてくれたお礼をしたいのですが…

キリュウ
あ、いえ。本当にそのつもりは全くありませんでしたので、お気になさらないでください

ミカゲ
説教しようと拳骨落としたら気絶されたもんなww

テンコ
何か好きなものは?

キリュウ
お酒です

ミカゲ
テンコさん

ミカゲ
コイツと酒飲むなよ?

ミカゲ
ションベンチビっちまうぞォ

キリュウ
そんなにおっかないんですか?私

ミカゲ
アイラが「もう社長とお酒飲みたくない」っていうくれェおっかねェ

キリュウ
アイラ君からそんな事言われてたんですか?

テンコ
お酒ですね。わかりました

テンコ
どんなお酒が良いですか?

キリュウ
では、焼酎を一瓶

テンコ
はい

テンコ
あ、住所は何処に?

ダンテ
先輩!姉貴に住所言ってお酒持っ来させようとしないでくださいね!

ダンテ
行方不明になりますよ姉貴が!

キリュウ
あなたの自宅にお伺いしますので、住所は?

テンコ
ダンテと一緒です

キリュウ
わかりました

キリュウ
いつ頃にお伺いに行けば良いですか?

テンコ
明日にでも

ミカゲ
てか、ダンテさんに渡しゃァ早くね?

ダンテ
確かに!

キリュウ
ダンテ君が良いならお願いします

テンコ
い、いえ…!自分で渡したいです!

キリュウ
はぁ…わかりました

キリュウ
それでは、ダンテ君の家に行きます

マリ
あ、メルアド交換したら?

マリ
ダンテさん伝いは流石にダンテさんが可哀想だし

テンコ
あ、そうですね

ダンテ
一回だけなら構わねェけど?

テンコ
メルアドの交換良いですか?

キリュウ
はぁ…どうぞ

ダンテ
一回で済まねェのかァ?

マリ
まぁまぁ良いじゃん良いじゃん!

テンコ
ありがとうございます!

ダンテ
何そのめっちゃ嬉しそうな顔

マリ
そろそろお姉さん離れねぇダンテさん

ダンテ
いやとうに離れてんだわ

ダンテ
てか、姉貴が面倒かけてんだよ

マリ
そんなこと言ってぇ

マリ
ダンテさん面倒見が良いんだからぁ

ミカゲ
テメェがキリュウに嫁口調になるのって、お姉さん相手にしている時と一緒だったんだなァ

ダンテ
姉貴相手にまで嫁扱いされんのかァ俺!?
