私達は一度だけ
幼い頃
キスをした
あれは、夢じゃない
そう思いたかった
ずっと想像してた
大好きな尋が
私のこと…
きっと好きなんだって
6年前
愛加
尋
尋
愛加
尋
何回なんて
数える暇なんてなかった
それよりも、今この優しい時間を
満喫していたかったから。
愛加
尋
愛加
愛加
尋
それを聞くたびに
貴方は唇を離した
尋
愛加
愛加
尋
愛加
尋
話をそらす君は、
君の瞳は
いつも、悲しい海の色だった
愛加
でも、この1秒1秒、
触れられるたびに
やっぱり嬉しかった
6年後
今彼は、きっと私と昔したことを
忘れているんだ
私にとってあの甘い味は、
忘れられないのに
君は忘れてしまったの?
愛加
尋
愛加
尋
数年前に私の前から消えた君は
いつのまにか立派になって
帰ってきてくれた
愛加
尋
愛加
愛加
数年ぶりの君のキスは、
昔に比べて
少し
大人で、
ビターな味がした
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