?
何時までも実力隠してて、ほんとに良いの?
虹空(こあ)
…私の実力って、どういう…隠してなんていません、それに…あなたは誰ですか…?
虹空(こあ)
(夢の中で、いつも私に囁いてくるけど)
虹空(こあ)
(シルエットだけで、顔さえ見えないし…)
?
はぁーホントは、気づいてるでしょ…
?
君の魔力ってー99999で…。
魔法が全てとなった国ー日本では最大級の、数値だよね?
魔法が全てとなった国ー日本では最大級の、数値だよね?
虹空(こあ)
っ!
虹空(こあ)
ど、どうして…私の魔力は、誰にも言っていないのに…!
?
ふっ、焦る姿も可愛らしいな…おっとそろそろ、時間みたいだ…
虹空(こあ)
か、可愛くなんてない…
地味子の私を、からかわないで下さ…っー
地味子の私を、からかわないで下さ…っー
?
ーそれでは、又…
明日の夜ー同じ夢でお会いしましょう、虹空 お嬢様…
明日の夜ー同じ夢でお会いしましょう、虹空 お嬢様…
虹空(こあ)
ま、待っ…!
私の意識は、そこで完全に途切れー不意に、視界が開けた。
虹空(こあ)
…はっ!
ー朝起きると、私は自分の部屋のベットで横になっていた。
虹空(こあ)
…ゆ、め…
ー全く、あの人は…いつも最後には…
ー全く、あの人は…いつも最後には…
ー又お会いしましょう…
虹空 おじょうさま…
虹空(こあ)
って〜( ˶'-'˵)///
彼の最後の言葉がー神秘的な声が、耳にこびりついて、何時までも離れていかない。
虹空(こあ)
…き、今日の夜も…夢で会えるんだよね…(⑉・ ・⑉)…。
虹空(こあ)
(あんなに毎晩毎晩、私の夢の中に現れられたら…)
虹空(こあ)
(…顔も知らない、声しか知らない彼のことが、気になって仕方なくなるじゃん…)
ーそう…
私、咲(さき) 虹空(こあ) は…。 名前も顔も、何も知らない男性に…まんまと心を奪われてしまったのだ。
日本を代表する、 「恋愛相談 係」 でありながら…。
虹空(こあ)
(…って、もうこんな時間!
ー早く大学行かなきゃ…!)
ー早く大学行かなきゃ…!)
ーパタン、と玄関の鍵を閉め、家から出て行く私はーこの時、何も気付かなかった。
?
…( ^ω^ )ニコッ…今日もその調子で、頑張ってくださいね…?
足早に大学へと歩き出した私の背中を、夢で出てくる謎の人物が見送っていたことに…。
これは、1人の少女が、他人の恋愛相談に応じ、恋を叶えていくうちに…。 次第に、自分の「真実の恋」にも気づいていく物語ー。