玲王
おい、凪…
ベンチで待ってろ!
ベンチで待ってろ!
凪
へーい
凪
……待って
玲王
ん?
カランッ
凪
鈴の音…?
玲王
……なんだ、
この不気味…いや
引き寄せられる感
この不気味…いや
引き寄せられる感
凪
行ってみよ
玲王
…あぁ!
玲王
…ここは、神社…か?
凪
みたい
氷織
なんや、また
お客人や
お客人や
玲王
ここは何処だ?
氷織
青ノ神社や
玲王
いや、いやいや!
それはもう…無いはず
それはもう…無いはず
凪
確か…続々と倒れる噂
から、取り壊された
から、取り壊された
玲王
そうだ!
氷織
イサギ様があんたらを
選んだみたいや
選んだみたいや
玲王
…は?
氷織
それじゃ、
ヒントや運命を
感じる所へ…。
ヒントや運命を
感じる所へ…。
凪
消えた
玲王
…スゥー、お化けか?
凪
多分違う
玲王
良かった…のか?
凪
運命を感じる…
ここかな…?
ここかな…?
凪
おんぶ
玲王
え、あぁ
凪
入ろ
潔
…
そこには、 後ろを向いている 少年が居た
だが…人間ではない そう、察した
潔
…あぁ、早かったな
求めたものは
見つけたか?
求めたものは
見つけたか?
潔
凪
凪
うん、見つけた
イサギ様
イサギ様
玲王
え、凪…?
凪
玲王、このお方は
神様のイサギ様
神様のイサギ様
玲王
…え、この人が
潔
…俺は、もう一度
神へと君臨する
神へと君臨する
潔
ねぇ、御影 玲王
…お前も
自由にならないか?
…お前も
自由にならないか?
それは、確信へ 満ち溢れた 欲深きと言われていた 理由が何となく 分かった
玲王
あぁ、なる
そして、自然と 魅入っていた…。 美しいエゴの塊の神を
そして、自然と
玲王
イサギ様の気持ちに
賭けてみる。
賭けてみる。
凪
だよねー
氷織
…やっぱりイサギ様は
美しいエゴ…やな
美しいエゴ…やな
潔
…ニコッ
もし、イサギ様に 裏切られても それが、それは 我々、魅入られた者
気味が悪い程 依存している。
気味が悪い暗闇に
???
ジャラッ…
潔
…ニコッ