わどるど
わどるどは悩んでいた。それはもうとても形容し難い程に頭を抱え悶絶すらしていた。
なっしー
わどるど
そう、わどるどの自宅周辺は道が狭くタクシーが入れなかった。 しかしまだ小降りだった雨に油断し、そこからなっしーを背負いゆっくり歩いて自宅へ向かったのが間違いだったのだ。 段々と雲行きが怪しくなる雨粒の多さに危機を感じつつも、わどるどは他に対策する術もなく、ただただ体がびしょ濡れになるのを感じながらひたすら歩くしか無かった。 結果的にわどるどもなっしーもずぶ濡れ。一刻も早く風呂に入らなければ風邪を引いてしまう恐れがあるが、奇跡的に起きたなっしーは見事なまでな酔いっぷりを披露し、一人でまともに歩く事すら難しい状況。
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
本当に酔っているのかと疑いたくなるほどの勢いに押される。 わどるどは色々言いたいことも考えたいこともあったが、さすがに意中の相手に風邪を引かせたくはなかったので、大人しく首を縦に動かすことしか出来なかった。
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
なんとかお風呂と言う名の試練を乗り越えて、なっしーを布団へ移動する事に成功した。……は良いものの
なっしー
かなりあざといなっしーが完成してしまった。
わどるど
たしかに〜、と横で納得しているなっしーを横目に、わどるどを嫌な予感を抱えながら自分の下半身をこっそりと確認する。
わどるど
なっしー
わどるど
わどるど
わどるどの名誉のために説明すると、 酔いが回っている。お風呂上がりで少し色っぽい。更に彼シャツ状態では飽き足らず、少し狭い布団で密着状態。 好きな人とこの状態でやましい妄想をするなと言う方が酷だ。
もうこれ以上変な考えを持たない様に寝ようとしたところだった。
なっしー
わどるど
なっしーの掛け声と共に捲られたのは、今まさに僕が被っていた布団。 なっしー布団を剥ぎ取られるだなんて一切考えていなかった僕は、見事に勃ってしまったソレをなっしーに見られてしまった。
なっしー
どうやら布団を剥ぎ取った当の本人も予想と違うものがお出ましして焦っている様だ。
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
わどるど
わどるど
なっしー
なっしー
なっしー
暫くの間をなっしーの叫び声が切り裂く。
わどるど
わどるどが慌ててなっしーの口を塞げば、わどるどは何かが吹っ切れた様に豹変した。
わどるどが辿り着いた結論、それは
わどるど
なっしー
元はと言えばこうたんがお酒を取り違えたので、全ての元凶はこうたんにある。よってなっしーからすれば風評被害もいいところだが、 なっしーは既にわどるどの早業によって両腕を拘束されていた。
わどるど
なっしー
わどるど
なっしー
時すでに遅しとはまさにこの事。 なっしーの口内をわどるどの舌が侵食していく。
わどるど
なっしー
わどるど
つい夢中になってなっしーの口内を満喫しすぎた様で、 なっしーの意識が酸欠によって飛びそうになっている。 なっしーは浅い呼吸を何度か繰り返すと、再び目の焦点が戻ってくる。
なっしー
わどるど
わどるど
何かを企んでいそうな高揚としたわどるどの笑顔。 酔いが回っているなっしーは、その快楽に支配されまともに物事を判断する気力すらなく、ただ首を縦に振る事しか出来なかった。
こうたん
あれから数週間経ち、付き合ったことをクリエ組の仲間であるこうたんに話すと、少し驚きながらも、すぐに祝福してくれた。
こうたん
わどるど
こうたん
こうたんが冗談混じりに揶揄うが、当の本人達は顔を赤くするだけで何も言い返しては来ない。なっしーに至ってはそっぽを向いてしまった。
なっしー
こうたん
わどるど
終われ
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