捕まらなければいいんだ
いやどうやんの?
バレるのも時間の問題だろ
証拠隠滅?
どうやって?
埋めるのか?
何もかも分からなくて、早速心が折れかけていた
そんな時、携帯に通知が来る
先輩からのメッセージだ
いつもなら嬉しくて胸がドキドキするメッセージも、今この瞬間だけは違うドキドキが感じられた
慎重に携帯を手に取り、メッセージを開く
詞葉
れおくーん今大丈夫かな
佐藤 れお
大丈夫じゃないけど大丈夫です。
佐藤 れお
どうしました?
詞葉
今週の土曜日、一緒に映画行かない?
佐藤 れお
え?
詞葉
無理にとは言わないんだけど
詞葉
一緒に行く予定だった子が急に予定入っちゃったらしくて
佐藤 れお
ああ
佐藤 れお
え?
佐藤 れお
俺でいいんですか
詞葉
嫌じゃなければ!!
佐藤 れお
行きたいです
詞葉
やった
詞葉
楽しみにしてるね
詞葉
じゃあまた!
佐藤 れお
…。
行きたいですじゃねえよアホ!!
佐藤 れお
はぁ…どうしよ、こいつ。
そう言いながら、確実に死んだであろうこの男の腹を足でつつく。
佐藤 れお
うわきったね、血ついた。
佐藤 れお
埋めるか?でもバレるのも時間の問題だよな…
佐藤 れお
やっぱ放置か?
佐藤 れお
…近所の人に通報されるの怖いな
佐藤 れお
はぁ、なんで殺人なんか………
佐藤 れお
もういいや。やっちまったもんは仕方ない。
佐藤 れお
土曜日に備えて寝よ。
佐藤 れお
おっさんおやすみ。いい夢見ろよ






