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"先輩"がトイレへと入っていく
みずき
みずき
隣を見るとマナがにっこりと笑っている。
しばらくして先輩が帰ってきた。
先輩の手には…
私の靴があった
ニコッと先輩が笑う
カズ
カズ
みずき
これが私と先輩との出会いとなった...
初恋もまだだった私
あれが憧れだったのか、恋だったのか
あの頃の私には分からなかった
でも、その気持ちを大切にしたかった
この気持ちはきっと"恋"だと信じて
それから先輩は会う度に話しかけてくれた
廊下で...教室で...グラウンドで...下校中で...
この気持ちを抱き始めた頃から
私の日課は"体育館の外を眺めること"
理由なんて1つしかない
先輩はサッカー部だから
みずき
毎日先輩の姿を見ていた
みずき
もうすぐ、先輩が卒業してしまう
みずき
ここぞとばかりに笑顔で近寄ってくるのは
マナ
独り言がマナには聞こえていたらしい
みずき
マナ
マナ
みずき
みずき
ニヤッと笑うマナ
みずき
マナ
コソコソと耳元で話すマナ
みずき
みずき
マナ
嫌な予感しかしない...
マナ
みずき
続く...