/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
梓弓
先生！
虎川先生
何でここに？
梓弓
虎川先生は知らなかったっけ？
虎川先生
なにを？
梓弓
僕の父さん桃鬼神社の神主だから
梓弓
お仕事中だけど会いに来たんだ
虎川先生
そうだったのか！？
虎川先生
凄いね
虎川先生
だから梓弓君はいつも和服でいるの？
梓弓
ううん
梓弓
ただ単に僕がこの服好きなだけ
梓弓
父さんからの初めての誕生日プレゼントだから
虎川先生
梓弓君は本当にお父さんの事がすきなんだね
梓弓
うん
虎川先生
あいつにも梓弓君みたいな
虎川先生
父親がいれば良かったのにな､､､
梓弓
あいつ？
虎川先生
あっ、いやいや
虎川先生
ただの独り言だから気にしないで
虎川先生
そういえば梓弓のお母さんは？
梓弓
､､､
梓弓
知らないし、居ないよ
虎川先生
､､､ごめんね聞いちゃて
梓弓
別に良いよ先生気にしてないから
梓弓
先生はなんか考えるんじゃないの？
虎川先生
それがな
虎川先生
いや、博物館の中で話した方が良いな
虎川先生
梓弓君も一緒に入場券買いに行くかい？
虎川先生
なんなら先生が払うよ
梓弓
大丈夫僕は父さんの子供だから無料
虎川先生
､､､ちょっと先生としてカッコつけようと思ったのに
梓弓
先生にはカッコイイは似合わないと思うよ
博物館館内
梓弓
広っ！
梓弓
思ってたより以外にオシャレだな
梓弓
で話って何?先生
虎川先生
こっちに来て
虎川先生
この資料を見てご覧
梓弓
うわぁー古そうな資料
虎川先生
実際これは1000年以上前の物だからね
梓弓
へぇー
梓弓
じゃあ読むね
虎川先生
待ってこれは古文だから梓弓には難しいと思うよ
虎川先生
先生が現代語訳に直して読むから
虎川先生
資料を見ながら聞いててね
鬼頭家当主歴代表 1代目 鬼頭 頼光 2代目 鬼頭 翔勝 3代目 鬼頭 英永
梓弓
ちょ、ちょっと先生これ全部読む気？
虎川先生
まぁこっちはそこまで重要じゃないんだ
虎川先生
でもこの人達の苗字を見てご覧
梓弓
鬼頭､､､
梓弓
鬼頭先生と同じ苗字だ！
虎川先生
そう
虎川先生
じゃあ次はこっちをみて
梓弓
これは？
虎川先生
鬼頭家当主の日記だよ
虎川先生
ちゃんと先生が分かりやすく訳すから
○月✕日 今日は人里から一人の人間が来た 鬼は人に弱いが一人だけでは多勢に無勢 どうやら何か取引をしたいようだが後日日を改めるようだ
梓弓
鬼？
虎川先生
正確には鬼の末裔
虎川先生
まぁ最後まで聞いてね
○月✕日 昨日の取引の続きを今日は行った 要件は妖狐の一族を封印しろとの事 我ら鬼の末裔は完璧な鬼では無い だから妖狐を封印出来るか分からない だがこの取引を断ってしまえば人との 関係は更に悪化するだろう 我らも関係を悪くしたい訳では無い どうしたものか
梓弓
これって鬼頭先生の先祖って事？
虎川先生
そう
梓弓
鬼頭先生の先祖なんかすげー
虎川先生
でしょ
梓弓
虎川先生は前から鬼頭先生の事知ってたの？
虎川先生
実はそうなんだよね
虎川先生
中、高一緒でね
虎川先生
でも僕よりもっと
虎川先生
鬼頭の事を理解している奴がいる
梓弓
へぇー
虎川先生
僕はこの話みたいに鬼頭は封印的なのに
虎川先生
掛かったんじゃないかと睨んでるんだ
梓弓
封印じゃ無いと思うよ僕は
虎川先生
え？
梓弓
あれは呪いの類だと思う
虎川先生
梓弓君はそうゆうのわかるの？
梓弓
多少は分かる
梓弓
確かさここの神社にまつわる話で
梓弓
こんな話あったよね？
虎川先生
？
虎川先生
どんな話？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
