長編集

nmmn,bl注意

嗜好

桃赤

君が一番最初に放った言葉は、

冷たいものだった

クラスでいつも一人だけど

顔はすごく可愛くて、でも人と関わろうとしない

そんな彼に、興味をもった

時間が経つにつれて、彼とも仲良くなった

それでも、彼は表情を変えることはなかった

でも、ある日

初めて見た笑顔は

ものすごく、ものすごく可愛かった

もっと、お前のいろんな表情が見たい

もっと、いろんな顔を

そう思った

そう呟くと、ふっと背を向けて歩いていく

今、もしかして照れてた？

帰り道、コンビニでアイスを買ってベンチで食べていた

何か雰囲気違うと思ったんだけどな

赤が食べているのは、

いちご味のアイス

ﾊﾟｸｯ､

そう言うと顔を背けてしまった

たしかに

赤のこと知りたくて、

自分の話はあんまりしてなかったかも？

また、その顔

かわいい、だなんて

俺って、おかしいのか？

出会いは散々なものだった

彼は、クラスの人気者で

何故か知らないけど絡んできて

話すようになって

彼のことをどんどん知っていった

軽く突き放すようなことでも

彼は、想像を越えてくる

彼のいいところは

宿題忘れても、俺のを写そうとしないところ

ちゃんと自分の意見をもってるところ

他にも、たくさんある

彼の、わるいところは

俺の気持ちも知らないくせに、

思わせぶりなこと、してくるところ

表情抑えるの、必死なんだからね？

最初はチャラい奴って思ってたけど、

ほんとはしっかりしてて、そこにみんな惹かれてるんだなって

でも、こんな気持ちは俺だけ

桃くんが、俺と同じ気持ちなわけない

こんな気持ち知らない、

なにもかも初めてで、わからない

ﾀﾞｯ､

最近、ちょっと変な気がする

少し避けられてるような

なんで目、

合わせてくれないんだよ

自分でも、知らなかった

こんなに俺、必死なキャラだっけ？

ﾀﾞｯ､

なんでこんなに、苦しいんだよ

俺は、

よかった

嫌われてはなかったみたいだ

赤も、いつも通りみたいでよかった。

…可愛すぎだろ、

しばらく無言でアイスを食べて

黙っていた赤が口を開いた

震えてる、

こんな赤、初めて見た

ｸﾞｲｯ､

ﾁｭ

触れた唇は

冷たくて

ほんのりいちごの味がした

こんな、表情

はじめてみた

赤が

俺にキス、した？

ｷﾞｭｯ

気がつくと、抱きしめていた

体温が伝わる

とくとくとく、と刻まれる心音

もう、バレてるかな

それともこれは、赤の？

今こうしていられてるんだから

それで焦ってキス、とか

可愛すぎだろ…っ、

ｸﾞｲｯ､

ﾁｭ

その笑顔は

世界一、美しかった

end.

なんか久しぶりな気がします

お話書くのやっぱ楽しいですね！

でも最近配信自体全く行ってないので二人の絡みが分からずです

なんか私お話書くの下手になってません？（;_;）

あとこれ、短い話にして気軽に読めるようにしようと思ったんですが

入れたいことが多すぎて気づいたらこんなことに、、（白目）

キャラもごちゃごちゃですみません、、

人と関わりがあまりなかった赤くんが桃くんのことを好きになっていく！

というのが書きたかったえむちゃです

というか、最近気づいたんですが

やっぱり私、ピュアピュアなBLが一番好きなんですよね

でもそれだけだと物足りなくなって結局SMだのDVだのに向かうんですよ

自分が怖いです

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