母
康太にちょっとは寄り添ったら?
父
命を舐めている
子供などに世話は務まらん
子供などに世話は務まらん
母
そんなことはないわよ
ちゃんと考えていたのよ康太は康太なりに
ちゃんと考えていたのよ康太は康太なりに
父
知ったところで結末は変わらない犬が可哀想だろう?
母
いいえ。捨てられるほうが可哀想ではないですか?
父
後に保健所が来る奴らに任せればいい
母
無責任すぎるわ!あなたこそその態度はどうなの?
父
犬が一匹死んだところでなんだ?
母
命なのよ?
父
ああそうさでも人が一番だろう?
母
はい?
父
はあ…まあ後々折れて返すだろう
母
ほんと最低
時を同じくして康太の部屋
康太
ワ…ワン太?
まさか犬が喋るなど思いもしない
ワン太
僕は柴犬のチャール
マルカ共和国で育った
マルカ共和国で育った
康太
マ…マルカ共和国?
チャール
そう。僕の故郷
康太
でもどうしてここへ?
チャール
うん。僕はその国で任務を渡されるんだそれで今回は康太とその父の仲を取り持つ
康太
はっ…!
チャール
子犬に見えて子犬じゃないんだもう立派な成犬さ
康太
……でも、僕とお父さんが仲良くなってもチャールは?
チャール
僕はまた任務を渡されてその場へ行くんだ
チャール
マルカ共和国はそういうところだから
犬や猫などの動物が世界を平和にするそれがモットー
犬や猫などの動物が世界を平和にするそれがモットー
康太
………
チャール
だから仲良くなってくれないかい?
この声は選ばれし人にしか聞こえない君から言わないと僕は帰れないんだ
この声は選ばれし人にしか聞こえない君から言わないと僕は帰れないんだ
康太
それでいい!だってチャールと離れるのやだ…
チャール
……また会えるよ
僕はいつでも世界中を飛び回ってるからね
僕はいつでも世界中を飛び回ってるからね
康太
…でも会えないかも…
チャール
…じゃあマルカ共和国へ来ないかい?きっとそこは楽園だ
康太
え?いいの?
チャール
うん。僕の特権。僕の地位が高いからね
僕に感謝しな
僕に感謝しな
康太
うん!ありがとう!チャール!
チャール
じゃあやってくれるかい?
康太
うん!チャールの頼みだもん!
チャール
ありがとう!
と康太は自室を飛び出した






