永瀬廉
○○いじめられたん?
○○
はい…
永瀬廉
なんかごめんな俺のせいみたいで…
○○
(みたいじゃなくてそうだよ)
永瀬廉
…そういえば明日テストやんな
○○
はい…
永瀬廉
○○は明日テスト出れそう?
○○
保健室で受けます
永瀬廉
保健室?じゃあ俺もそうしようかな?
永瀬廉
てか離れたとこおらんでここにきてや
そう言われて嫌々でも永瀬先輩が寝転んでいたベッドに腰掛ける
永瀬廉
はぁ…しんどいな毎日毎日
○○
え?
永瀬廉
勉強にバイトに部活に
○○
あぁ…お疲れ様です。
永瀬廉
ありがとう。てか○○はさ、お兄さんと最近どう?
○○
え?
永瀬廉
最近会わんからまた会いに行ってかまん?
○○
え…あ、あーまあ…いいですけど。
永瀬廉
ほんま?
○○
あ、でもしばらくは帰りが遅くなるから
永瀬廉
じゃああかんやん…
永瀬廉
ショック〜
○○
はい…てかほんとにお腹痛いんですか?
永瀬廉
痛いけど?
○○
あ、すいません…
永瀬廉
ううん。俺勉強しよるわ
○○
はい…
永瀬廉
○○もしよ
○○
え?
永瀬廉
いいから!
○○
永瀬先輩って頭良かったんでしたっけ?
永瀬廉
まあ…
○○
教えてください
永瀬廉
ええよ、じゃあ隣な。
○○
は、はい…
平野紫耀
なあ玄樹。○○のとこ今から行く?
岩橋玄樹
だね。もう放課後だし帰ってるかわかんないけど。
平野紫耀
荷物あるじゃん!
岩橋玄樹
あ、そっか!
コンコン
壁を叩く音が聞こえたから教室の入口の方見ると
岩橋玄樹
…えっ…
玄樹は慌てて俺の背中に隠れた。
髙橋海人
よ!岩橋!平野!
平野紫耀
何の用ですか?
髙橋海人
先輩にその口調って…あ。。平野くんめっちゃ喧嘩強いらしいじゃん?俺とやってみる?
平野紫耀
あんたとする気ねえよ
髙橋海人
あぁん!?
平野紫耀
殴りたければ殴れば?だけど今殴ったらすぐ誰かにバレるけど
髙橋海人
…ちっ…あ、岩橋?めっちゃビビってんじゃん
岩橋玄樹
…んっ…
髙橋海人
喧嘩弱いもんな〜お前…
平野紫耀
あんたは自分より弱い人しか相手にしてないんだろ?
髙橋海人
なに?
平野紫耀
俺はいつでも殴る気ならありますよ、あんたを。だけどそれは最後の時だけ
髙橋海人
最後?
平野紫耀
あんたには言えません。
神宮寺勇太
暴力魔が何の用?
すると神宮寺先輩が俺と玄樹の隣まで歩いてきた。
髙橋海人
じん!裏切り者!
岩橋玄樹
神宮寺先輩!暴力魔って…
女子
え?暴力魔?
女子
髙橋先輩?
髙橋海人
…まあいい。今日は聞きたいことがある。廉の居場所知らねえか?
神宮寺勇太
え?廉?朝からいないから来てないだけじゃねえの?
髙橋海人
…、お前に聞いてねえよ
神宮寺勇太
なに?
そういい神宮寺先輩は髙橋先輩の胸ぐらを掴んだ
神宮寺勇太
かわいい後輩にまで手出しやがってクソが。
髙橋海人
弱いからいけねえんだよこいつが。
平野紫耀
…みんな見てますよ?髙橋先輩。
男子
髙橋先輩!お疲れ様です!
髙橋海人
あぁ…
女子
神宮寺先輩!なんで胸ぐら掴んでるんですか?
髙橋海人
途端に悪者扱いだね、じん
神宮寺勇太
いつまで腐り続けるんだ海人。お前がそこまで廉に依存する理由はなんだ
髙橋海人
言うわけねえだろ
平野紫耀
言えないことなんですか?
髙橋海人
言えない事じゃねえなら言ってるわ!ばかかお前
平野紫耀
ばかです!
髙橋海人
は?
平野紫耀
友達を守る時は後先考えずに口と体が動くばかです
岩橋玄樹
紫耀…
神宮寺勇太
紫耀くんと玄樹くんと俺は友達だから もちろん○○も
髙橋海人
あ、そういや○○もいないじゃん!廉になんかされてるとか?
平野紫耀
○○を呼び捨てにすんじゃねえ!
神宮寺勇太
廉はどこだ!?海人!
女子
やめて!
男子
やめてください!
その言葉で静まり返った。
平野紫耀
俺がさっきいった最後の時って○○が襲われた時なんですよ。
髙橋海人
だから?
平野紫耀
だからもしあんたか永瀬先輩が○○に手出したら何するか分かりませんよ
髙橋海人
脅しか?
平野紫耀
いえ。警告です。
神宮寺勇太
○○は?
永瀬廉
ここでーす!
4人が鬼の形相で振り向いた先には手を繋いでる永瀬先輩と○○がいた。