この作品はいかがでしたか?
226
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朝、学校に行き
彼に挨拶をする
○○
すると彼は
死神
そう返す
○○
彼は私の名前を間違える
だけどそんなところも好き
そんな私は彼にゾッコンだ
授業中、私の方を見てくれる。
死神
ぼっーとしながら私を見つめてくる
私は顔が赤くなりそう
体温が上がる気がするが
そんなことは無かった
○○
お昼休み。 いつもの様に彼に話しかける
○○
死神
死神
○○
最近、よくお昼を断られる
忙しいのかな?
私はフラフラと屋上へ向かった
○○
夏なのに少し冷たい
それは死神くんが最近断るから?
それともただ単に冷たいだけ?
○○
私はフェンスの上に立つ
何故か、凄く記憶が有る場所
…そういえば
最近みんな、私の事を見てくれないな
唯一見てくれるのが死神くんだけ
それに、最近とても寒い
体温が感じられないように感じる
まるで幽霊にでもなったみたい
ガチャ
○○
○○
死神
死神くんは私を退かすどころか
通り抜けた
○○
○○
死神
死神くんは私の話を聞こうとしない
何で通り抜けたの?
それに…通り抜けられないよ。
「霊」なんかじゃないから…
死神
死神
○○
死神
自殺なんてしたんでしょう
○○
死神
嘘…私が…自殺?
嘘だ…私はちゃんと生きてる…はず!
○○
死神
○○
死神
○○
○○
私の中で全ての辻褄が合った
そりゃ死神くんは私の名前を言わないわけだ
こっちをぼっーと見るわけだ
体温が感じられないわけだ
死神くんが通り抜けるはずだ
私の声が届かないわけだ
全部全部
思い通りじゃないのは
○○
私、死ぬ事を分かりたくなかったみたいだ
自分で自殺したくせに
本当は生きたかった
なんて
馬鹿だよね
でもまぁ
死んじゃったのは仕方ない
○○
○○
○○
○○
コメント
1件
すき( おそい