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第二十七話 たった一人で戦い続ける者達11
きりやんを見送った四人は 早速作戦会議を始めた
きんとき
きんとき
シャークん
シャークん
シャークん
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
きんときは自分の死後――
Nakamuがどのような末路を 辿ったのかを知らない
きんとき
きんとき
そこまで考えてきんときは唇を嚙み締めた
きんときが精霊として 生まれ変わったように
Nakamuもどこかで命を落として
その身を悪魔へと 転身させてしまったのだろうか
そう考えるときんときが 生前の記憶を失っていたように
Nakamuも同じように人間だった頃の 記憶をすべて失っている可能性が高い
スマイル
スマイル
スマイル
スマイル
Broooock
Broooock
Broooock
スマイル
スマイルは口を閉ざした
何かを考えているようだが
なかなか答えないスマイルに 三人は焦れた
Broooock
きんとき
シャークん
それでもスマイルは返事をしなかった
少し間を開けてスマイルが顔を上げた
スマイル
シャークん
きんとき
Broooock
シャークん
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
スマイルがそう言った時――
シャークん
シャークんの心を漠然とした その気持ちが占めた
シャークんは自分のその気持ちの 変化に戸惑った
シャークん
シャークん
シャークん
Broooock
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
きんとき
Broooock
Broooock
スマイル
スマイル
話を聞く限りNakamuは スマイルにとても攻撃的のようだ
きんときはその話を聞いて顎を抱えた
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
スマイルはきっと、あの時悩んでいた
魔力を本当に 世界から消滅させるべきかどうか
それは――
ワイテルズの存在が あったからなのだろう
きんとき
きんとき
きんとき
大切なものがなくなったスマイルは 悩む必要がなくなった
もう二度と魔力による 戦争を起こさないために
魔力を世界から消滅させる事に 躊躇がなくなった
厳密に言えばここで
Nakamuときんときは スマイルと会っている
しかしスマイルは二人と会ったことを 完璧に忘れているようだ
きんとき
ワイテルズという記憶を 失ったスマイルにとって
Nakamuときんときは それだけの存在だった
きんとき
きんとき
一発ぶん殴ってやろう―― そう二人で誓い合って
きんときは目を見開いた
きんとき
Broooock
きんとき
きんときは自分の白骨遺体を調べてから
自分について気付いた事があった
それは、あの桜の樹が
きんときの血を 本当に吸っていたという事実だ
きんとき
人として、失った血を取り戻すために
桜として、血を吸う欲を満たすために
そう考えると――
Nakamuは生前の衝動を少しだけ
本能として覚えているのかもしれない
だからNakamuはスマイルに 攻撃的なのではないだろうか――?
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
きんとき
シャークんが困惑している中――
話がどんどん流れていく
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
きんとき
Broooock
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
きんとき
きんとき
Broooock
シャークん
か細い声でシャークんが呟いた
みんなはシャークんの その声に耳を傾けた
シャークん
スマイル
スマイルは特段驚いた様子を 見せなかった
シャークんの言葉に きんときだけが首を傾げた
きんとき
Broooock
シャークん
シャークん
Broooock
Broooock
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
きんとき
スマイルは黙ったまま何も言わない
Broooock
Broooock
Broooock
スマイル
Broooock
きんとき
Broooock
罰――
Broooockを救うために 神の力を用いて理を変える事
その方法を覚えている者は誰もいない
絶対に消去するという強い意志で 記憶は消されたはずだった
――スマイルが 全員から消したはずだった
スマイル
スマイル
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
スマイル
スマイル
スマイル
Broooock
Broooockとスマイルは睨み合う
そんな中、きんときが おずおずと手を挙げた
きんとき
きんとき
Broooock
きんとき
Broooock
問われたきんときは口を閉ざした
嫌だなんて言ってしまえば
Broooockの目覚めを待つ期間も 嫌だったことになる
嫌な思いをさせてまで
待たせてしまったという 罪悪感を植え付けてしまうだろう
だからきんときは答えられなかった
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
Broooockは言葉を失った
待つ人の苦悩に対する慰めの言葉も
叱責の言葉も言えはしなかった
それを言える立場にBroooockはいない
この場にいるのは口下手なスマイルと
自分の気持ちすら理解するのが 難しいシャークんだけだ
それでも――
Broooockはきんときの縋る瞳を遮った
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
スマイル
スマイル
Broooock
Broooock
スマイル
スマイル
スマイル
Broooock
スマイル
きんときの瞳がきらりと輝いた
きんとき
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
きんとき
安心して微笑むきんときに
Broooockはほっと安堵した
誰かが不安を抱えながら 未来に進む事は
なるべくしたくなかった
いつだってワイテルズは 笑顔だったのだから
残るは一人――
シャークんだけだ
シャークんはずっと俯いて
不安そうにスマイルを ちらちらと見ている
嫌だと思う気持ちがずっと 燻ぶっているのだろう
シャークん
シャークん
シャークん
シャークん
シャークんはたまらず頭を抱えた
シャークん
シャークん
シャークん
その心には段々と イライラが募っていく
その矛先は最終的にスマイルに向いた
シャークん
シャークん
ザワッ――
周囲の空気が変わる
Broooockは慌てて シャークんの前に立ち塞がった
Broooock
シャークん
眼が反転する
怒りが込み上げて全身の毛がよだつ
メキメキと音を立てたシャークんの体は 上半身が毛に包まれ
狼の顔に変化していった
シャークん
スマイルは感情のない目で シャークんを見つめ返すばかりだ
それが更にシャークんを苛立たせた
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
Broooock
スマイル
きんとき
きんとき
きんとき
スマイル
スマイル
スマイル
シャークん
シャークんから掠れた声が出た
シャークん
スマイル
スマイル
スマイル
どこかで聞いたことがあるような セリフをスマイルは言って見せる
シャークんは再び 釈然としない気持ちに襲われる
きっとどう足掻いても
この気持ちが払拭される事はないし
これ以上の最善の道も 見つからない気がした
シャークんは肩を落として その場に座り込んだ
シャークん
シャークん
スマイル
スマイル
スマイル
シャークん
スマイル
スマイルは懐から地図を取り出して
それをテーブルの上に広げた
Broooockはシャークんの 表情を気にしながら
その地図を覗き込んだ
シャークんもゆるゆると立ち上がって それを覗き込んだ
スマイル
Broooock
Broooock
きんとき
Broooock
Broooock
スマイル
Broooock
Broooock
スマイル
スマイルは地図をしまうと 白紙を取り出した
スマイル
決行は翌日だ