テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#政治的意図なし
まいだよ
1,872
#政治的意図なし
アース
1,249
時雨
30
コメント
3件
星羅さん、第1話読みました!アメリカの笑顔が全然目まで笑ってない……あの「冷め切った目」の描写、すごくゾクッとしました。みんなが気づかない中、日本だけが違和感に気づいてる緊張感がいいですね。陽キャの仮面の下に何が隠れてるのか、続きが気になりすぎます!次回も楽しみにしてます!📚
星羅
星羅
星羅
星羅
星羅
星羅
星羅
星羅
国際学園のクラスは、いつも朝から騒がしかった。
その中心にいるのは、いつも決まって彼…アメリカだ。
アメリカ
星形の大きなピアスを付け、トレードマークのサングラスをクイと指で押し上げながら、アメリカは大声で笑う。
その圧倒的なオーラと、誰にでも気さくに話しかける陽気さは、まさにクラスの、いや、学校の『ヒーロー』そのものだった。
周囲の生徒たちが楽しそうに彼を囲み、教室は一気に活気づく。
その賑やかな輪から少し離れた自分の席で、日本は静かに教科書を開いていた。
日本
日本はアメリカの幼馴染というわけではない。
けれど、学級委員としての仕事や、真面目な性格もあって、人一倍クラスの様子を観察する癖がついていた。
だからこそ、ここ最近日本の中である「違和感」がどんどん膨らんでいた。
モブ
生徒たちがアメリカの冗談に爆笑する。アメリカもそれに応じて『だろ?』と完璧な、非の打ちどころのない笑顔を浮かべた。
日本
日本は息を呑んだ。
みんなが笑って目元を細めている中、アメリカの口元は確かに綺麗な弧を描いて笑っている。
しかし、サングラスの隙間からほんの少しだけ覗く彼の「目」は、一瞬たりとも動いていなかった。
光が消え、凍りついたような、完全に冷め切った目。
それは楽しんで笑っている人間の目ではなかった。
まるで、あらかじめ決められた『笑顔』と言うお面を、寸分の狂いもなく顔に貼り付けているかのようなーーー。
周囲の生徒たちは、アメリカの放つ圧倒的な光に目をくらまされて誰も気づいていない。
けれど日本には、アメリカのその笑顔が、今にも壊れてしまいそうなガラス細工のように見えて仕方がなかった。
日本
ぽつりとつぶやいた日本の声は、教室の喧騒にかき消されて誰にも届かなかった。
星羅
星羅
星羅
星羅