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また会えるかな…？
夏海
会えるよ。きっと。
いつ帰ってくる？
夏海
それは分からない。
早く帰って来て。
夏海
うん。約束。
必ずだよ…。
謙太郎
ん…。夢か…。
謙太郎
(毎回見るな…この夢)
三波
謙太郎ー！
三波
起きてる～？？
謙太郎
三波！？
謙太郎
何で勝手に…！
三波
勝手にじゃないよ。
三波
ちゃんと謙太郎の
お母さんに言った。
お母さんに言った。
謙太郎
そ、そっか。
謙太郎
ごめん。
三波
大丈夫。
三波
そういえば…。
三波
今日お祭りだね。
謙太郎
あぁ。
謙太郎
今年も行くのか？
謙太郎
アイツと。
三波
やめてよ。もう別れたんだって…
そうだった…。三波は別れたんだ…。
謙太郎
…じゃぁ。
謙太郎
俺と行こ。
三波
うん。
三波
いいよ。
お祭り会場
謙太郎
暑いな…。
三波
夏だからね。
三波
イタッ…
謙太郎
どうした？
三波
くつづれ…
謙太郎
絆創膏もらってくる。
三波
うん。ありがとう。
毎回夏になると 夏海を思い出す。
夏海はお祭りの夜 急にいなくなった…。
理由もなく。突然。
夏海
………。
謙太郎
(ん？今夏海がいたような…。)
謙太郎
なわけないか。
戻そっか。
謙太郎
ん？だ、誰だ？
私とあなたの思い出
謙太郎
思い出…？
もう一度最初から…
夏海
謙太郎…。
謙太郎
な、夏海！？
謙太郎
今までどこ行ってたんだよ！！
夏海
…………。
夏海
最初から……。
謙太郎
最初から…？
ピかんｯ
謙太郎
うわっ！なんだこの光…。
あなたが思い出すまで。
何度でも繰り返す。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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