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セレナ

ふっふふ〜ん♪

セレナ

ウッドさんたち来ないかな?

アイオロス

そんなすぐには来れないよ、向こうも忙しのですから

セレナ

でも、来そうな予感がする!

するとワープ装置が突然と光だし、2人が現れた

ウッド

っはぁ……来れたか

エドガー

セレナちゃんにアイオロス女王!?

エドガー

もしかして来るの分かってた!?

アイオロス

違いますわよ、どうしても待ち遠しいとセレナがおっしゃってまして

セレナ

ほらやっぱり来たじゃんお母様!

アイオロス

そうですね(* ॑꒳ ॑* )

エドガー

よし、今から情報収集の旅に行こうか…!

セレナ

おー٩( ◍´꒳` ◍)ว

アイオロス

お待ちを、まず貴方たちに慣れていただきたいことがありまして…

ウッド

慣れてほしいこと?

アイオロス

はい、着いてきてください

ウッドたちはアイオロス女王について行き、広い草原へとやって来た

セレナ

あ、もしかして箒?

アイオロス

そうよ、貴方たちには今からネツァクの伝統である箒に乗ってもらうわ

ウッド

魔法使いかよ…

アイオロス

魔法使いではないわ、ただ箒に乗って空を飛ぶだけよ

セレナ

案外誰でも出来るよ!

セレナ

わたしだって箒を渡されてすぐに飛べたよ!

エドガー

なんだか楽しそうですね先輩!

ウッド

空を飛ぶと言ってもな…

ウッド

俺様は空中浮遊でなんとかなるが

アイオロス

ネツァクではできて当たり前のことなんですの

エドガー

先輩だけ乗れなくて恥かいたりぃ?

ウッド

や、っ…それはやだ…

ウッド

思えば空中浮遊もずっと使える訳ではないし

ウッド

乗りこなしてやろうじゃないかっ!

エドガー

さっすが先輩!

エドガー

俺もやってみるぞー!

アイオロス

では今から2人に箒を渡しますね

そう言うとウッドに緑、エドガーに黒の箒が漂ってきた

エドガー

え、黒とかかっこいいやん…!!

ウッド

俺様は緑か、これはこれで良いな…

アイオロス

セレナ、お手本を見せてあげなさい

セレナ

はーい!

セレナが手を掲げると、黄緑の箒を召喚しそれにまたぐ

そして数秒後、空高く浮遊し自由に飛び回る

セレナ

やっほぉおおおおお!!

ウッド

す、すげぇ…

エドガー

セレナだけずるい!

エドガー

俺もやってみよっ!

エドガーも続いて箒にまたがる

そしたら自然と宙に浮いた

エドガー

ちょ、おわっ!?

エドガー

落ちるって…あっぶねぇw

ウッド

使いこなすの早すぎだろ…っ!?

セレナ

ウッドさんも早く〜!

エドガー

先輩先に遊んでますねー!!

ウッド

おい、待てってよ!

ウッドも2人にならって箒に乗る

ウッド

や、ちょ、うわぁああああああああ!?

だが、やけに言うことが聞かずぶん回される

ウッド

どうやってコントロールするんだこれぇえええ

アイオロス

落ち着きなさい、そうでもないと落とされるよ!?

ウッド

んな事言われても…くっ…!

しばらくして、ようやく飛行が安定しだした

エドガー

先輩だけ時間かかってますねw

エドガー

俺もうここまでできるぞ〜!

セレナ

凄い、一回転してる…!

ウッド

はぁああああああ!?

ウッド

早すぎるだろ…

アイオロス

もうそろそろ慣れた頃ですかね…

アイオロス

降りて来なさ〜い

セレナ

はいお母様!

セレナに続いて、ウッドとエドガーも地上に降りる

エドガー

いや〜楽しかった!

エドガー

箒って乗りこなしたら面白いものなんだな

セレナ

でしょ、この子は凄いんよ!

ウッド

……やっぱりなんか慣れないな

アイオロス

人それぞれですから気にしなくて良いですよ

アイオロス

この箒はセレナみたいに念じればすぐに召喚されます

アイオロス

だから手荷物にならない優れものよ

ウッド

何かあればこれで逃げることもできるな…

ウッド

空中浮遊よりスピードが速いし

エドガー

……魔法出てこいっ!

ウッド

出てこいと言って出てくるわけないだろ…

エドガー

でもなぜ魔法ではないのに箒が乗れるのか…?

セレナ

それは風の力を借りてるからよ!

アイオロス

ええそうね、風は豊かで素晴らしい気体よ

エドガー

時には嵐になるけどね…

アイオロス

そうだわ、ついでに強風に耐える訓練もしないとね

ウッド

まだあるんかいっ!?

次にアイオロス女王に連れてこられた場所は洞窟だった

アイオロス

はい、ウッドさんはここで待機していてね

ウッド

え、ここで!?

エドガー

個別でする訓練ってことか…?

アイオロス

そうよ、こちらの方が効率いいので

ウッド

まだどんな内容か分からねぇのだが…

セレナ

そのうち分かるよー!

エドガー

んじゃ、また後でな!

ウッド

あいよっ

3人はウッドを置いて次の場所に向かった

その間ウッドは辺りを探索することにした

ウッド

支えみたいなのがある…

ウッド

なんのためにあるんだこれ?

壁や床はコンクリートでできており崩れる心配はなさそうだ

しかし、後方の壁にはマットが敷かれている

ウッド

てか、さっき強風に耐える訓練って女王様言ってたよな?

ウッド

ま、まさか……

ガシャン

洞窟の前方から何かが動く音が聞こえ、そちらを見てやると先の見えない空洞があった

だが、その先には進めないようになっている、そして

そこから風が吹き始めた

ウッド

壁になんか書かれてる…30分、風速5m──

ウッド

やっぱりぃいい!

ウッド

バラエティやドッキリで見る徐々に強くなっていくやつかっ!

横の壁を見てみる、風速20mまできていた

ウッド

これぐらいなら余裕!

ウッド

俺様をなめんなよ!

そこから猛スピードで風速が変わっていく

ウッド

くっ…なんだ、急に強くなって──

ウッド

っ……く…

ウッドは流石に耐えられないと悟り、支えを持つ

ウッド

これどんだけ強くなるんだっ…

アイオロス

えっと確か…風速100mですね

ウッド

は?

スピーカーからアイオロスの声が聞こえ、間抜けな声をあげる

ウッド

くっそ舐めてたわっ…!

アイオロス

もうそろそろ100mだから頑張ってね

そしてついに風速100mに達し、片手で顔を覆う

暴風のせいでまともに声がでない

ウッド

くっ……

ウッド

(まだこれが20分も続くのかよっ!)

ウッド

(気を抜くと肉持ってかれるっ…!)

ウッド

(耐えれるか俺っ…!?)

アイオロス

あ、ちなみにエドガーくんは既にリタイアしてるので

ウッド

(エドガー!?)

ウッド

(俺様も行けるとこまでやるかっ…!)

残り5分

ウッド

くっ──

ウッド

俺様もう…力が入らn

ウッド

あっ──

アイオロス

あら……っ

ついに支えから手を離してしまう

風速100mの暴風は凄まじく、一瞬にして洞窟の後方まで吹き飛ばされた

ウッド

がはっ……

その勢いで壁に叩きつけられて意識を失った

ウッド

100mの暴風が吹くことあんのかここ!?

ウッド

酸欠になるわ!

医務室で横になりながら反論する

セレナ

ネツァクではよくあるよー

セレナ

なんだったら風速200mを観測されてるから

エドガー

うっわまじっすか…

ウッド

あはははははぁ……

エドガー

もう流石にないっすよね訓練みたいなのは…

アイオロス

そうね、少しやりすぎたかな…?

ウッド

絶対遊んでたやろ女王様…

アイオロス

にしてもウッドさん、ここまで暴風を耐えれたのは貴方が初めてよ…!

ウッド

え、はい…?

エドガー

まじかよ先輩…

ウッド

もしかしたら自然と耐久力強化が入っていたかもな…

エドガー

チートやん!

ウッドには自然に発動してしまう能力もある

アイオロス

これならもう安心ね

セレナ

やっと冒険に行けるの?

アイオロス

ええそうよ、わたくしは国を守る役目があるので一緒に行けないけど

ウッド

訓練がほんとに役に立つんだろうか…

アイオロス

おふた方、セレナをよろしくお願いします

ウッド

まぁ、俺様に任せとけ!!

エドガー

セレナちゃんに案内をまかせるねぇ

エドガー

俺箒以外なんも能力ねぇけどなw

セレナ

あ、ならばホドに行って能力を手に入れましょう!

エドガー

能力が俺にも手に入るのか!?

アイオロス

ホドは機械化が進んでいて、無能力者のための施設がありますのよ

エドガー

逆に考えたらセフィロトにも無能力者がおるってことだよな?

アイオロス

そうなりますね

ウッド

良かったなエドガー、お前も俺と同じ魔導師になれるぞ!

セレナ

いや、ホドで手に入れた能力が使えるのはセフィロトにいる時だけだよー

ウッド

あ、どんまい

エドガー

ぐぬぬ…けど使えるだけましだ!

セレナ

じゃあホドへレッツゴー!!

エドガー

ゴーゴー!!

ウッド

ぉおい、待てってばっ!

アイオロス

気をつけて行くのよ…!

セレナに続いてウッドとエドガーもその後を追いかけていった

さあ、セフィロトの旅が始まる

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