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アドルフの家

アドルフ

彡(゚)(゚)「ここがワイの部屋や」

クビチェク

(´・ω・`)「そういえば、アドルフの部屋に入るのは初めてだ」

アドルフ

彡(゚)(゚)「前はチビに邪魔されたしな」ガチャ

クビチェク

(´・ω・`).。oO(へえーここがアドルフの…汚いな)
部屋中が紙だらけだ……

アドルフ

彡(゚)(゚)「たしか……完成品はここに…」

アドルフ

彡(゚)(゚)ノ「ほれ、これや」

クビチェク

(´・ω・`)「ありがとう」

クビチェク

( ¯•ω•¯ ) .。oO(んー……)
正直……微妙だな……

クビチェク

水彩画なのに絵の具を塗りたくっているだけ
即興的な雰囲気や薄く柔らかい水のにじみをまったく表現できていない

感想としては不器用で没個性……稚拙の一言に尽きる

アドルフ

彡(゚)(゚)「気に入ったのがあれば、好きなだけ持って行っていいで」

クビチェク

(;´・ω・` )「う、うん。ありがとう」

クビチェク

Σ(´•ω•)「ん?」

クビチェク

(´・ω・`)「アドルフ……あれって…」

アドルフ

彡(゚)(゚)「ただの製図板やろ」

クビチェク

(´・ω・`)「いや……この書きかけのこれは……建物の設計図?」

アドルフ

彡(゚)(゚)「せや、ワイが設計した新しい劇場や」

クビチェク

(´・ω・`)「へーすごい……」

クビチェク

ものすごい緻密に細部まで描かれている

クビチェク

ボクはこれでも家具職人の端くれだ
設計に関しては生まれ持っての才能は関係ない

技術や知識をどれだけ努力して身につけるかにかかっている

クビチェク

きっとアドルフはここまで出来るようになるまで
相当な苦労をしたんだろう

クビチェク

(`-ω-´)「いやーアドルフ。これはすごいよ」

クビチェク

(´・ω・`)「いったい誰に教わったんだい?」

アドルフ

彡(゚)(゚)「独学やが」

クビチェク

(´・ω・`)「え?」

アドルフ

彡(゚)(゚)「建築関連の本を読んで、あとは適当に思い付きで書いてるで」

クビチェク

(。゚ω゚) .。oO(えええ!!)
ちょっと待ってよ

さっきのボクの発言、返してよ!

クビチェク

設計に才能は関係ない、努力の賜物だって……
カッコつけたばかりなのに!

アドルフ

彡(゚)(゚)「なんやクビツェクも建築に興味があるんか」

アドルフ

彡(^)(^)「ならこれからは、建物の話でも盛り上がれるな!」

クビチェク

(;´・ω・` )「いや……ボク、建物に全然…詳しくないし……」

アドルフ

彡(^)(^)「謙遜せんでええ。それに、いくらでもワイが教えたる」

アドルフ

彡(゚)(゚)「せや、いい機会やし……これプレゼントするわ」

アドルフ

彡(゚)(゚)ノ「ほれ」

クビチェク

(;´・ω・` )つ「あ、ありがとう」

クビチェク

(´・ω・`)「これは邸宅の設計図……」

クビチェク

(´・ω・`) .。oO(ん?)
なんか見覚えというか……聞き覚えがあるような気が……

クビチェク

なんだったかな……
……

そうだ!

クビチェク

(´・ω・`)「ねえ、これってステファニーと一緒に住むために設計した……」

アドルフ

彡(゚)(゚)「ちっ、覚えとったか」

クビチェク

(´・ω・`)「こんなの貰っても困るんだけど…」

アドルフ

彡;(゚)(゚)「ワイも捨てるつもりでいたんやが……」

アドルフ

彡(-)(-)「どうしても思い入れがあってな……」

アドルフ

彡;(゚)(゚)「処分できんのや!

アドルフ

彡(゚)(゚)「頼む、受け取ってくれ」

クビチェク

(´・ω・`)「えぇ…」

アドルフ

彡(-)(-)「この通りや」

クビチェク

(´・ω・`)「もう……しょうがないな」

彡(゜)(゜)「ワイはアドルフ・ヒトラー。将来の大物芸術家や」

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