君と一緒に生きるために
君と一緒に幸せを掴むために
俺は君と乾杯をする
しにがみ
家に帰って早々大きな声で俺を呼んだ
クロノア
しにがみ
『高額』と聞き、俺は少し残念な気持ちになった
何故なら俺としにがみ君が出会ったのが高額依頼だったからだ
しにがみ君と過ごせているのは幸せでしかないが、出会い方が最悪だった訳なので高額依頼があまり好きではない
クロノア
高額依頼が嫌いであっても仕事なのでやらなければならない
しにがみ
クロノア
人数が多いと時間がかかるので疲れるのだ
それに加えて警察も警戒しないといけない為、面倒なのだ
しにがみ
しにがみ君がそう口を開く
手間がかかるので手助けが貰いたいのは事実だがしにがみ君は連れて行きたくない
しにがみ君にとってはかなり危険な所故に連れて行きたくないのだ
クロノア
俺はそう言いしにがみ君を止めようとする
だがしにがみ君はどうしても行きたい様で続けて口を開く
しにがみ
しにがみ
しにがみ
しにがみ君の力が篭った言葉に俺は折れた
たまにはしにがみ君と行くのも悪くないか、と軽い気持ちで俺は承諾した
俺はビルの前に着くと、しにがみ君に作成の説明をした
注意点等諸々説明し終え、ついに中に入る事となった
クロノア
しにがみ
クロノア
ビルに入ると俺達は薄暗い証明に照らされた
埃だらけのビルに、殺伐とした雰囲気が漂う
クロノア
クロノア
しにがみ
奥の部屋に入ると50人…いや、100人前後の暴力集団がこちらを見つめていた
真ん中には大柄のリーダーの様な男が座っており、口を開く
暴力集団
暴力集団
静かな部屋に声が響く
相手はバット等の武器を持ち、戦闘態勢に入っていた
クロノア
暴力集団
クロノア
挑発をし、こちらも戦闘態勢に入る
相手も戦う気は満々な様で、こちらが戦闘態勢に入った事を確認すると走って来た
暴力集団
冷静に、1人ずつ
丁寧に息の根を止めてゆく
しにがみ君も少しずつ仕事をこなしていた
2人で合計数人殺ったところで相手は威勢を無くした
暴力集団
暴力集団
焦った声が耳に入る
しにがみ君がそれを見て更に挑発する
しにがみ
しにがみ
クロノア
辺りは静まり返り、相手は完全に足が止まった
所詮は只の不良のお遊びだ
最初から負けるとは思っていなかったがここまでだとは思っていなかった
俺は呆れながら相手に接近し、しにがみ君と一緒に依頼をこなしていった
クロノア
約100人の敵を見事始末した
クロノア
しにがみ
しにがみ君は慣れていない為、かなり疲れた様だった
クロノア
クロノア
そうしにがみ君と笑っていた
この先もずっとこの幸せが続くのだろうか
いや、続いて欲しい、そう俺は願うのだった
しにがみ
クロノア
しにがみ
そう話していた時だった
パァン
1発の銃弾が俺達の目の前を横切った
クロノア
クロノア
クロノア
殺し屋
状況がかなり不味い
さっきの戦闘もあった為、俺達の体力はけずららており、おまけに武器も揃っていない
クロノア
殺し屋
殺し屋
そう、こいつは前に俺達のことを狙った殺し屋だ
かなり強いのは周知の事実だ
なのでここで戦闘になると確実に負ける
ここは逃げるしかない
クロノア
殺し屋
逃げ始めて数分
俺達は部屋に篭っていた
しにがみ
クロノア
悔しいが、今の俺ではあいつの身体能力に勝てる気がしない
万全の状態の俺でも勝てるか危うい
だったらナイフは使えないだろう
クロノア
しにがみ
クロノア
絶対にしにがみ君は守る
そう決めた
殺し屋
殺し屋
ついに見つかり、相手は襲いかかってきた
殺し屋
瞬間、俺は銃を打った
銃弾は見事に腹部に命中し、相手は動けない状況になっていた
殺し屋
殺し屋
目の前には血を流す殺し屋がいる
そして
そして血を流す
しにがみ君も視界に入っていた
守れなかった
守りきれなかった
俺の大切な人が
一緒に幸せになりたかった人が
血を流して倒れ込んでいた
俺は直ぐに駆けつけた
まだ息はある
助かるかもしれない
クロノア
大粒の涙を流しながら彼の名前を呼び続ける
まだ喋れる様でしにがみ君はこう返す
しにがみ
しにがみ
しにがみ
彼は涙を流して笑う
あの幸せな笑顔が
ずっと見ていたかった笑顔が
今見るととても辛く感じる
しにがみ
しにがみ
彼は消えかけそうな声で喋り続けた
しにがみ
しにがみ
━━━殺して。
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
彼の息の根を止める事は俺にはできない
いつもやっている事だが彼だけはできない
だって…
世界で1番大切なのだから
しにがみ
しにがみ
しにがみ
しにがみ
クロノア
クロノア
しにがみ君が俺に対して払う予定の報酬
こんな突然払う事になるだなんて思ってもいなかった
クロノア
クロノア
そう言うとしにがみ君は笑みを浮かべた
クロノア
そう言うとしにがみ君は首を横に振った
今にも消えかけそうな声でこういう
しにがみ
しにがみ
しにがみ
クロノア
クロノア
クロノア
2人は笑い合い
俺はしにがみ君の胸にナイフを刺した
しにがみ君は冷たくなり、俺は涙を添えた
涙の道を作りながら
しにがみ君を背に、俺はビルを出た
一生忘れる事の無い依頼
俺は深く胸に刻んだ
かめりんご
かめりんご
かめりんご
かめりんご
かめりんご
コメント
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うおぉぉぉおぉぉふぉろおぉぉおしつれいぃぃしますぅぅぅ
56し屋許さん〜♪推しを56したの絶対に許さん〜♪56して殺る〜♪( ˶´˘`˶)🔪)Д`)ツクツクツク
おいおい、☆☆☆屋、推しを☆☆☆た罪は重いぞ?聞いてんのか? 〇すぞ(圧)(ガチトーン)