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祐希
藍
祐希
藍
藍
祐希
祐希
藍
藍
藍
ほんの数秒間、沈黙ができる
予想外の提案に驚いたのか、言葉を選んでいるのかはよく分からなかった
嫌がられてる……?
祐希
沈黙の後、祐希さんはいつもの笑顔を浮かべて柔らかく頷いた
藍
祐希
呆れ笑いで祐希さんがすかさず突っ込んできた
藍
祐希
整然としていて、余計なものがない綺麗な部屋
藍
祐希
ーーー
祐希
祐希さんはそう言って、扉の向こうに消えていった
俺は言われた通り、ソファの端にそっと腰を下ろした
藍
思ったより長い時間、祐希さんは戻って来ない
手持ち無沙汰になり、ぼんやりと部屋に視線を彷徨わせた
特に何かを探していたわけじゃない ただ、ふと目をやった棚の奥、本の影になっている辺りに、見覚えのある物が覗いていた
藍
いやいや、祐希さんの家にあるわけない 気のせいだと思いつつも、足は自然と棚の前へと運んでいた
藍
1ヶ月前くらいに無くした2枚のハンカチ。 角にイニシャルが書かれている。間違いない
なんで祐希さんの家にあるんだ?
拾ってくれて、渡すのを忘れてる?
でも祐希さんがそんな事忘れるか?
藍
いや、何考えてんだ俺… 例の件で敏感になっているにしても、祐希さんを疑うとか失礼すぎる… まじで最低だろ……
祐希
急に背後から声がして、驚いて肩が跳ねた
祐希
藍
慌てて振り返り、取り繕うように笑みを見せた
疑ってすみません…祐希さん
祐希
祐希さんは何も気づく様子もなく、コップと桃を持って来た
祐希
藍
祐希
藍
さっき見たハンカチの事が頭から離れない
ただ、「これ俺のですか?」と聞けば済むのに、どういうわけか言葉が喉に詰まる
祐希
藍
祐希さんがすぐ隣に腰を下ろし、じっと見つめてくる
その視線に上手く目を合わせられない
藍
何もなかったかのように話題を戻す
祐希
藍
いつも通り、優しく話を聞いてくれる祐希さんを見ていると、疑ってしまった事がたまらなく心苦しかった
コメント
1件
うわ、めっちゃゾクッとした……🥀 藍くんが祐希さんの家で自分のハンカチ見つけちゃうシーン、心臓が止まるかと思った。しかも祐希さん、全然気づいてないふうで優しくてさ…それが逆に怖い。 「疑ってすみません」って思う藍くんの気持ち、すごくわかるのに、読者側はもう「え、待って…」ってなってる。このじわじわ来る空気感、Kowさんほんとに上手いです。続きが気になりすぎる…!