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主
続きです
主
どうぞ
太中
BL
中也
ｯ……
太宰
ねぇ、教えてよ
中也
元相棒だよ
中也
じゃあな
バタン
太宰
……
太宰
(なんだ？この気持ちは)
太宰
(僕は記憶喪失って言われてたな)
太宰
(じゃあ、記憶が無くなる前に僕と中也には何かがあったのかな？)
太宰
分からないや……
中也
はぁはぁ……
中也
吃驚した…
中也
(太宰にあんな事を言われるなんて思いもしなかったｯ！)
中也
はぁ……
中也
(太宰の記憶は大切な物が多い……)
中也
何に変えても記憶を取り戻してやらなきゃな…
次の日
太宰
はぁ……
太宰
(中也の事知りたいな……)
敦
太宰さん
太宰
？
敦
今日退院でしたよね
太宰
あぁ……そうだね
敦
では探偵社に行きましょうか
太宰
そうだね…
敦
(14歳の太宰さんってこんな感じだったんだ……)
敦
(なんか今よりも大人っぽい気が……)
太宰
じゃあ行こっか
敦
はい
太宰
……
敦
ﾃｸﾃｸ……
太宰
あ…
敦
？…どうかしました？
太宰
いい所に海があるなと
敦
え"……もしかして…
太宰
いってきまーす
敦
ちょ、ちょっと待ってくださいよ！！
敦
ちょっ……太宰さん！！
敦
ってもう居ない……
中也
？
中也
敦じゃねぇか
敦
あ！中也さん！！
中也
どうかしたか？
敦
太宰さんが……
中也
あぁ……もうなんとなく分かるわ
敦
そうですよね
中也
はぁ…仕方ねぇな
敦
？
中也
お前が濡れて風邪引くのはあれだし
中也
俺が行ってきてやるよ
敦
え、でも！
敦
って居ない！！
太宰
あれ？
中也
ﾋｮｺｯ
太宰
！
太宰
中也！！
中也
おう
太宰
中也が助けたのかい？
中也
嗚呼……
中也
余り探偵社に迷惑かけんなよ？
中也
もう俺はいないんだから…((ﾎﾞｿｯ
太宰
……
太宰
(やっぱり…中也は何かを隠している)
太宰
(そして、変に距離を取ってくる……)
中也
じゃあな
敦
中也さーん！太宰さーん！！
太宰
あ、えっと敦君だっけ？
敦
あ、はい…
中也
手前……敦のことくらいちゃんと覚えろよ
太宰
うーん…中也のことは覚えられたんだけどな
敦
あはは……
中也
じゃあな
敦
はい
太宰
……
太宰
ねぇ、敦君
敦
はい？
太宰
中也と僕ってどんな関係だったの？
敦
え？
太宰
教えてくれなくてさ……
太宰
(あ、言わない方が良かったやつだ)
敦
……
敦
そうですね…
敦
(えぇー……これ教えてもいいのかな？)
太宰
中也には内緒にしとくからさ！
敦
……
敦
元相棒…です
太宰
……はぁ
太宰
君も教えてくれないんだね
太宰
そんなに記憶が戻って欲しくないの？
敦
そんな事
太宰
じゃあ教えてよ
太宰
僕にとって大切な人だったんだから
敦
はぁ…
敦
……恋人です
太宰
！
敦
もう教えましたからね！
太宰
うん……
太宰
(なんかシックリくるかも…)
敦
中也さんは太宰さんが運ばれたと知った時
敦
この世の終わりみたいな顔してました
太宰
そう……
敦
きっと逆の立場だったら
太宰
うん
敦
太宰さん自殺しまくってますね
太宰
なぜ？
敦
「中也のいない世界なんていらない」って前に言ってました
太宰
ふぅーん
太宰
(そんなに大切な人を忘れてしまってるんだ……)
敦
じゃあ僕たちも行きましょうか！
太宰
うん
太宰
(思い出したらどれ程幸せな感覚になれるのだろう…？)
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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