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混乱して咄嗟に連れて帰った青年は樹月くんと言うらしい あの内戦で頼れる人が居なくなったのだとか
居ない訳では無いが頼りたくないらしい
リン
樹月
リン
樹月
リン
樹月
この街にはスリが多い 昔からこの街でスリにあった事例は幾度となく聞いたことがある まぁ治安が悪いところなので仕方がない…訳では無いが仕方がない
リン
樹月
リン
樹月
リン
樹月
リン
案外子供っぽいものが好きなんだなぁと関係の無いことを思いつつ 頭を整理するためにキッチンに向かった
リン
樹月
そう言って彼は美味しそうにハンバーグを食べ始めた その姿を見ながら、僕もハンバーグに手を伸ばす
樹月
リン
樹月
リン
樹月
リン
樹月
リン
樹月
そういえば気にしていなかったが 彼の左目には包帯がきつく巻かれている
樹月
リン
リン
樹月
リン
樹月
リン
樹月
この日から 僕たちふたりの生活が突然始まった
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