ころん
まだ夜じゃないのに、星空…?
サリー
あー、それはマリーとベリーが近くにいるのかもね
さとみ
マリーとベリー、?お前らには名前がないんじゃなかったのか?
サリー
それがさ、私が名前をつけてもらったら皆羨ましがって〇〇リーみたいな名前を女王様に着けてもらったらしいんだよね…
サリー
元々はマリーは太陽の妖精
サリー
ベリーは星の妖精だよ
るぅと
月なんじゃないんですね
サリー
いや?その前は月の妖精だったよ
サリー
でもね、「星はいっぱいあるから私の可能性もいっぱいなんだよ!」っていう謎理論を言い今では星の妖精になったんだよ
サリー
全く本当に意味わかんないよね……
ベリー
ちょっとっ!意味わかんないって何よ!!
マリー
あんたが意味わかんないのは事実でしょ……
サリー
あら、ベリーとマリーじゃない!
莉犬
君がマリーって言うの?
マリー
ん?そうだけど
マリー
あっ!!まさか犬耳も私の魅力に惹かれちゃった〜?
サリー
はいはい、莉犬をからかうのはやめなさい
マリー
莉犬?へぇ〜、犬耳結構可愛い名前してんじゃない
莉犬
ちょっとちょっとマリーさんッ!
莉犬
俺がマリーの事気になったのは太陽の妖精って言ってたからだし、それに!
莉犬
さっきから犬耳犬耳って名前がわかったなら「莉犬」って名前で呼んでくれませんかね!
マリー
分かったわよ、犬耳!♡
サリー
あらら、莉犬が怒っちゃった
マリー
犬耳程度が怒っても私には痛くも痒くもないから☆
マリー
なんてったって私は強く気高い太陽の妖精なんですからね!
ベリー
ちょっとマリー……、どうして1人だけ楽しくして私の存在を忘れているの?
ベリー
サリーもよ、あなたもあなたで誓約者をみつけるっていって勝手に出ていったくせに急に帰ってきてしまいには、私の事は知らんぷり…
サリー
ちょ、ちょっと落ち着きましょうよ…落ち着いたらまたお話しましょ、?
ベリー
許さない……絶対に。
なんなら僕の隣で今にも「あの妖精、よく分かってますね気に入りました」って言いそうな金髪で綺麗な黄色の目をキラキラさせてる少年に似てる、
ベリー
ねぇ、あっちでお話でもしながら上か下かどっちに行きたいか、考えてくれるかしら……。
サリー
わ、私だけっていうのは酷いんじゃない…、?
サリー
ね、ねぇ…ねぇってばッ
ベリー
さあ、一緒に行きましょ?
えぇ〜、たった今虹の妖精が星の妖精に連れ去られていくところを目撃しました。
この地獄のような空気を変えてくれる人はいませんでしょうか。
るぅと
あの妖精、よく分かってますね気に入りました
莉犬
ねぇ、
莉犬
急に話変わって悪いんだけど、マリーって神話に出てくる太陽の勇者
【イーカロス】がはなみはなさず持ち歩いていたお守りに宿っていた妖精、太陽の妖精で間違いないの?
マリー
んぁ?あんたずいぶん昔のこと知ってるのね
莉犬
まあ、俺炎属性の魔法を使うし…太陽の勇者は言ってしまえば炎属性の者達の祖先みたいなものだし…
マリー
ふーん?あんた炎属性の魔術師なんだ
莉犬
なに?俺には''オーラ''がなくて分かんなかった?
マリー
はぁ?オーラってなんのことよ
莉犬
え?妖精は人のオーラが見えるんじゃないの?
莉犬
炎属性の者には炎のように燃え上がるオーラが見えるって、
マリー
はぁ、ファンタジー好きのあんたには悪いけど私達にはそんな能力ないわ
マリー
あったとしてもそのオーラってのが見えるのは女王様だけ
マリー
私達は魔法に愛された羽の生えた少女達よ
マリー
それ以上でも、それ以下でもないわ
莉犬
そう、なんだ
マリー
他になにか質問でもある?
莉犬
いや、特にないよ
莉犬
ごめん、勝手に神話を本当のことだと思って気を悪くさせちゃって
マリー
いやいや、そもそも妖精なんて存在自体がファンタジーなんだから信じるのもしょうがないわ
マリー
私こそ少し強く当たってしまってごめんなさい
マリー
そういえば、オーラで思ったんだけどオーラではなくどちらかと言えば''圧''に近いものが凄いでかい人はなんて言うの?
ころん
圧…?
ころん
あ、なーくんのこと?
ななもり
え、俺?
ななもり
俺ってそんな圧凄いの…、?
ジェル
まあ、笑顔が怖い時はあるよな
ころん
やっぱなーくんでしょ
ななもり
えぇぇ、俺の事なんですか?
マリー
んぇ?
マリー
違うわよ。水色髪のあんた
ころん
え、僕!?
マリー
あんた以外誰がいんのよ
ころん
え、いや一応なーくん魔王軍の四天王なんだけど、
マリー
四天王?
マリー
四天王ってあの魔王軍の最高幹部のくせにくそ雑魚集団のこと?
ななもり
くそざこ……
ジェル
俺たちもう魔王軍に帰るつもりないけどそう言われると結構傷つくわ…。
マリー
…あぁ〜、なんか悪かったわね。
マリー
まあでも、紫とオレンジは四天王にしては強い方だったんじゃない?
ななもり
いや…。慰めはいいですよ、
マリー
えぇぇぇ、
マリー
ちょっと赤犬!!なんかあいつらの機嫌を治す方法ないの?
莉犬
いやぁ、俺に言われても…。
莉犬
あ
莉犬
そういえばころちゃん2人と面識あったよね?会ったばかりの俺たちよりかはころちゃんの方が分かるんじゃない?
マリー
あぁ!なるほど!
マリー
ってことで水色!何かいい方法はない?
ころん
んん、そうだな…。
ころん
無難に褒めちぎる作戦はどう?
ころん
煽て上げたりとか!
マリー
なるほど……褒めちぎるねぇ、
マリー
ちょっと、さっきから萎えてる紫とオレンジ!
マリー
あんた達、才能はあるからあのサリーの相棒みたいに上位妖精と組んでみない?
ななもり
上位妖精…?
マリー
そうそう、妖精の中でも女王様の次に位の高い妖精。それが私たち上位妖精
ジェル
そんなん俺らなんかじゃ扱えんやろ
マリー
そんなことないわよ!!
マリー
あんた達にピッタリの子達を紹介してあげる
ななもり
ピッタリの子?