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#コンテスト作品
結愛
482
「……ぅ」
「社……?」
秘書
イーノック
イーノック
イーノック
イーノック
秘書
秘書
秘書
秘書
イーノック
イーノック
秘書
あれから、ずっと考えていた
ドアに仕掛けた髪の毛が 消えた理由を
何かの拍子に 隙間から抜けてしまったのか?
……可能性がないとも言い切れない
クインが掃除するために入った?
……いや、掃除は週末の休みにきちんとしているし、クインもその事を知っている、この線は考えにくい
クイン以外の侵入者がいるのか?
……平日、僕は仕事でいないしクインはよくお出かけで家を留守にする、犯人がその時間帯を把握できれば可能だろう
いくら考えてもキリがない
真実が例えしょうもない理由だったとしても、逆に残酷なものだったとしても
確定できることは 「挟んだ髪の毛が無くなった」 この一点のみ
そこで僕は、 この週末に手を打つことにした
クイン
イーノック
イーノック
クイン
……ガチャン
イーノック
僕が取り出したものは、隠しカメラ
これに電力を供給するバッテリーと、撮ったデータを送信するトランスミッターをセット
クインが出かけている間に 仕掛けるのだ
パソコンとドアを監視するため 僕の部屋に二つ
それと、外からの侵入者の線も考えて玄関と勝手口、そして全ての窓のそばに配置した
会社が始まる月曜日、 犯人が動き出せば全て分かるはずだ
隠しカメラを設置し終えた僕は 休日を満喫する普通の夫へと戻った
来たる月曜日
オフィスに入ったら何よりも先に タブレットを開き、各カメラの映像を確認する
まだ、どのカメラ映像にも 人影は見られない
僕は瞬き一つせず カメラ映像を凝視していた
すると、僕の部屋のカメラ映像に変化が訪れる
イーノック
イーノック
ドアを開けて部屋に入ってきたのは クインだった
カメラに映るクインは、他の物には目もくれず僕のパソコンに手を付ける
イーノック
カメラ視点では、ディスプレイに何が映っているかは見えない
しかし、二人で決めたルールを破り パソコンに向かうクインの姿は鮮明に映し出されていた
イーノック
イーノック
秘書
イーノック
イーノック
とか言いつつ、 僕はタブレットを机の下に隠す
秘書
秘書
イーノック
イーノック
秘書
秘書
秘書
秘書
商談が終わった
今日はもう自宅に直帰しても良いのだが、僕には確認せねばならぬことがある
僕は自分のオフィスに戻ると タブレットの電源を入れた
僕の部屋の映像を確認したが 誰もいなかった
流石に退散した後のようだ
僕はこれ以上の録画を無意味と判断
クインが映っている部分のバックアップを保存し、タブレットの電源を落とそうとした
イーノック
十数のカメラ映像が 各々の風景を映し出している
しかし、その中の一つだけ 砂嵐になっているのだ
イーノック
イーノック
イーノック
イーノック
イーノック
コメント
3件
わーお ^ > < ^ ♪ この二人がどうなるのかめっちゃ ドキドキする~!! 続き見てきます👀✨️
バガラジーさん、第2話読ませていただきました……! イーノックさんの不安が、ついに隠しカメラ設置という形に現れてしまう展開、息を呑みました。特に、パソコンを触るクインさんの姿が映った瞬間の「どうして……」という内心が切なかったです。信じたいけど確かめずにはいられない、その葛藤がひしひしと伝わってきます。砂嵐のカメラも気になりますね。引き続き読ませてください!