コメント
2件
確かにあれの名前分かんないですよねww
桃赤
あれは、俺がまだ小学生の時だった
桃
親は共働きでほとんど家にいなかった 別に慣れたし寂しくはなかった 桃へ おやつと夕食は冷蔵庫に入ってるからたべてね 母より
桃
母親の置き手紙を横目に 俺は大好きないちごオレを持って 外へ出た
桃
やっぱり マフラーをしてきて正解だった 雪は降っていないけど 凍るような寒さだ 隣町まで来て 小さな公園に差し掛かると 同い年くらいの子が 洞穴? みたいなオレンジ色の遊具の中に うずくまっていた 何故か気になった俺は 気づいたらその子に 話しかけていた
桃
赤
その子は俺が話しかけると ビクッとして顔を上げた その子は泣いていたけれど とても可愛い子だった ぱっちりとした目 フワフワの髪 小さな唇 通った鼻筋 長いまつ毛には 儚げにもキラキラ雫が光っていた
桃
赤
黄ちゃん、とは誰か知らないが 恐らく友達だろう
桃
俺は優しく言うと 頭を撫でてやった するとその子は嬉しそうに 目を細めた
桃
赤
眠たそうな表情に 俺はなんだかホッとした
黄
赤
赤と呼ばれたその子は ハッとして立ち上がった
桃
行ってしまおうとするその子に 慌てて声をかける
赤
赤
赤は笑顔で言うと 黄と言う奴に連れていかれてしまった
桃
俺は小さな声で その子の名前を呟いた
それから 何度かあの公園に来てみたけど あの子が来る事はなかった そして月日は経ち 俺は高校生になった
先生
桃
入学式でわざわざ 生徒の名前一人一人呼ぶ必要あんのかよ 俺は死んだような目で パイプ椅子に座っていた そのとき
先生
赤
俺は耳を疑って声の主を見た ....あの子だった
桃
はい。初めまして? タップお疲れ様です ずっと書いてみたかったんですけど 勇気が出なくて.... 頑張りました 公園にある洞窟みたいな遊具が なんて名前かわかんなくて 最初から萎えてました 続きは余裕があったら書きます