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リエーフ
部活終わりの部室。 突然投げられたリエーフの言葉に その場にいた全員が リエーフの方へ顔を向けて動きを止めた。
リエーフ
夜久
犬岡
上級生たちが顔を見合わせる。 言外に誰が話す？と伺っているのが 分かった。
結局、本人である黒尾が1つ咳払いをして、話し出す。
黒尾
リエーフ
芝山
犬岡
レオ
丁度その時、ガチャリとドアを開けて 帰り支度を済ませたレオが顔を出す。
黒尾
山本
レオ
研磨
黒尾
海
常識人の海が一応注意しているが、 恐らく誰も気にしていない。 こういうノリなんだなと1年生たちは 瞬時に理解した。
リエーフ
夜久
レオ
海
レオ
不思議そうな顔をした後、 ポンと手を打つレオ。
レオの反応を見て、 1年生たちはますます 黒尾の彼女に興味が湧いた。
芝山
黒尾
夜久
リエーフ
海
犬岡
黒尾
リエーフ
海
リエーフ
研磨
芝山
山本
｢｢｢バレーオタク｣｣｣
沢山の声が重なる。 青春をバレーに捧げるバレー部員をして バレーオタクと言わしめる黒尾の彼女とは 一体何者なのか。
夜久
芝山
海
山本
犬岡
リエーフ
黒尾
リエーフ
黒尾
山本
夜久
黒尾
気付けばその場にいた全員の視線が 黒尾に集まっている。
黒尾
リエーフ
研磨
黒尾
レオ
黒尾
皆の視線を浴びて、 黒尾は居心地悪そうに頭をかく。
黒尾
リエーフ
黒尾
福永
黒尾
夜久
海
芝山
レオ
黒尾
山本
黒尾
研磨
黒尾
夜久
海
黒尾
芝山
犬岡
部室の電気はまだ消えそうにない。
黒尾
碧
あとは寝るだけの状態で、 碧はベッドに寝そべりながら ケータイに耳を傾ける。
西田碧(にしだあおい)。
部室の会話で話題の中心にいた 黒尾の彼女だ。
碧
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
レオと碧は同じ中学出身。
共にソフトボール部で、 バッテリーを組んでいた。
今は2人ともソフトをやっていない。 何故辞めたのか、 その理由はまた別の話で。
疎遠になりかけていた2人が また連絡を取り合うようになったのは 2年前の春高予選からだ。
きっかけがバレー そして黒尾。
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾が 別の子を好きになる可能性は考えない。 考えて心配してもどうにもならないから。
黒尾を信じて、好きでいてねと 念を送るしかない。
黒尾
碧
そしていっぱいいっぱいの愛を 日頃から浴びせておく。
黒尾
碧
黒尾
碧
黒尾
電話を切って、大の字になる。 久しぶりに会える。 服はどうしよう。何の話をしよう。
夜更かししないって約束したけど、 どうやらまだ眠れそうにない。
