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小説 「100日記念日の日に」

小説 「100日記念日の日に」

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小説 「100日記念日の日に」

♥

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2020年05月18日

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貴方は、恋をしたことがありますか?

私の恋は、ある記念日の日に別れました。 最高の思い出、○○記念日が、 一瞬にして終わる事もあります。

そこで、貴方に読んで貰うのは… 私、花と健二のお話です。

洋服何着て行こ〜かなぁ〜

この、浮かれて居るのが花、私です。

この日の夜の出来事なんて、知る由もなく。

映画面白かったねぇ〜

健二

うん

この日は、いつもより素っ気なく感じた。 仕事で疲れてると思い、帰る雰囲気でした。

健二

星空見に行かね

健二

最後に

うんっ!いいよ

私は、健二もまだ私と居たいんだっ!

そう、浮かれていました。 再び、健二の車に乗り星空が見える場所へ行った。

健二

手貸して…

「手を貸して」と健二に言われた。 結婚の告白か。

そう、浮かれるのもつかの間だった。

始めて健二と付き合った時に貰った指輪を外されたのだ。

えっ!

すると、

健二はこう言った。

健二

もう、俺達年じゃん?

健二

本当の相手見つけないと行けないと思ったんだ

健二

だから、別れて…

「俺達年じゃん」「本当の相手を見つけないと行けない」

最初は嘘かと思った。

いや、嘘かと思いたかった。

健二が

別れて

と言った時、私は何も言ってあげられなかった。 口を開ける前に…。

健二は、車に乗り込み帰って行った。

どうやって帰ればいいのよ…

私の一言は、それだった。 それしか、出て来なかったのか。 私にも分からない。

小さな無数の星を見ながら

私は一夜を過ごした。

私は、朝が明けた時タクシーを呼び始めた。

タクシーが迎えに来たとき、 昨日のせいか、足が重く感じた。

タクシーに乗った時、運転手に言われた。

運転手

あらまぁ〜また振られたのかい?

また……?

どうやら、私が振られた事を知っているらしい。 私の顔で、分かったのか。昨日は泣かないようにしたはず。

私は運転手の、また に引っかかり思わず聞いてしまった。

運転手

実はね……

運転手は渋々語り始めた。

実は、あそこは…………

"別れを告げる場所"として有名な場所らしい。

あんないい星があるのに、別れを告げる場所なんて。 私は心底、健二を恨んだ。

寝よ…………

私は家に帰り、即寝た。 別に、眠たい訳でもない。 ただ、寝たいだけ……。

今日の出来事、健二と付き合ってた…過去 を忘れたいだけ…。

そう……眠りについた。

夜目が覚めた。

でも、分かりきっていた。 あんなに朝早く寝たのだから。

すると、一粒の涙が落ちてきた。

その後は覚えていない。

ただ、ただ、 ひたすらに泣いたのだと思うことにした。

これが、私の。

100日記念日

人生で最も泣いたのだろう。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

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ユーザー

最近更新ないけど大丈夫?

ユーザー

あのぉフォローしていただければ幸いです

ユーザー

とても良い話でした😆 でも、悲しいですね😢

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