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李音
お、お前！見つけたってどうやって!?
鈴葉
教えない。というか教えれない。師範にダメって言われてるもん。
なを
特別な方法で見つけたってこと？
鈴葉
うん。師範に相談したら手伝ってくれるって。
李音
口止めしたの？
鈴葉
したよ。OKされた。でもその代わりに「1日俺に付き合え」って言われましてね。
李音
俺？
なを
鈴葉の師範さん、男の人なの？
李音
ちょっ、ちょっ、ちょっと待て！
鈴葉
何よ。漫画みたいな驚き方して
李音は明らかに動揺していた。 冷や汗をかき、身体は震えていた。
李音
つ、付き合うって恋人に…
なを
で？どこにあったの？通行手段は？
鈴葉
んー。それが問題なんだよ。通行手段がまだ分からない。
李音
おい、無視すんなよ！
なを
分かった、後で話聞いてあげるから待ってて。
李音
ぐっ。これだから2対1は嫌いなんだよ。
そう言って李音は嘆いた。
なを
(めんどくさいなぁ)
鈴葉
話戻すね。場所は見つけたのよ。
なを
どこ？
鈴葉
天空。まぁ、上空300000000m
なを
さっ…
鈴葉
300000000。
なを
300000000!?
鈴葉
私も聞いたときゃ驚いたよ。とりあえず、ファンタジーだからね。
なを
ファンタジーだからって「地球の外」でもいいの？
鈴葉
ファンタジーだからねぇ
なを
全部それで流してんじゃん。
鈴葉
まぁ、上空300000000mともなりゃ、ロケット以外の交通手段が無いわけ。
なを
そんなの何年後の話よ。宇宙飛行士になるまでに大分かかるでしょ
鈴葉
だからどうしようか考えてるのよ。意識を共有できたりしたらねぇ。
李音
できないこともないよ。
なを
え？
鈴葉
どうゆうこと？
李音
お前らも知ってるだろ？俺のお世話になってるおじさん、博士だって。
なを
うん。
鈴葉
最近なんか賞とったって言ってたね。
李音
うん。それが意識を共有できるマシーンなんだよ。
なを
そうなの!?
鈴葉
すごいじゃん。
李音
ただ、できるのは2人までだって
なを
2人…
鈴葉
なをと李音でいいじゃん。
なを
え？
李音
お前はどうすんだよ。
鈴葉
優しく見守ってでもいるよ。なをは重要人で李音は元住人なんでしょ？私は別にいいけど、アンタたちは違う。
なを
鈴葉…
李音
分かった。
鈴葉
ただし、小話の土産持ち帰ってこないと怒るからね。
なを
分かった。
李音
今週の土曜の夜行こう。俺、自由に意識切り替えることみにつけたから。
なを
私も頑張ってみる。
鈴葉
私は行くだけ行くよ。
李音
んじゃ、土曜の夜。俺の家で
鈴葉
お前の家じゃねぇだろ？
なを
あはは。またね。
コトハ
場所が気づかれた。
コトハ
(そろそろ、梨雨に全てを話した方がいいわね。)
コトハ
いつ来るか分からない以上気をつけないと。
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