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わわぁ...すごいつづききになるますん... 投稿おつかれさまです!
主
主
さつき(まま)
主
さつき(まま)
主
主
ブーッブーッブー
ほとけ
スマホの鳴る音で目を覚ます。
ほとけ
目覚ましかな、と思いつつ スマホを手に取ると、そこには。
ほとけ
僕を地獄へ突き落とす名前が 表示されていた。
ほとけ
ほとけ
〜少し時は遡り〜
子供組で遊びに行き、帰ってきた後 僕は未だ鳴り止まない通知を 静かに見つめていた。 (第4話参照)
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ずっと前から催促は来ていた。 …悔しいけど、僕の家は強いから。探偵でも雇ってしまえば、僕が見つかるのも時間の問題だって。
…諦めるしかないんだ。 皆との夢も、なにもかも。
ほとけ
僕なりに抗った所で、 どうせ未来は変わらない。
なんなら、多分今この1秒粘るだけで、もっと悪くなる可能性の方が 圧倒的に高いまである。
なのに僕は。
ほとけ
ギリギリまで粘ってやる。 僕が完全に見つかってしまうまで
手始めに、スマホを買い替えてみようか。電話番号もデータも変えて
ほとけ
ほとけ
〜現在〜
ほとけ
ほとけ
多分、僕には監視がいるんだろう。 僕の動向を見張ってる監視が。
僕を迎えに来ないのは、 僕から向こうに行かせる為。
そしたら、自分の意思で来た、と 相手に植え付ける事ができる。
ほとけ
メンバーに頑なに言わないのは、 …ずっと、これが理由。
僕が行かない理由がメンバーだと、 そう思われてしまうから。
そしたら、お母さん達は、 全力でメンバーを排除するだろう。 …どんな手を使ってでも。
ほとけ
…僕にできる事は限られてる。
でも、その限られた中で、 …皆を守ってみせる。
ほとけ
着信を切ってスマホを戻し、 また布団に寝転がる。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
スマホの通知音が聞こえ手に取る。 いふくんにしては珍しい、 急な飲みの誘いとかだろうか。
ほとけ
ほとけ
すぐに察する。きっと、 僕の秘密の話だ。
ほとけ
会って僕はどうするのかな。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
だって仕方ないじゃん。 会いたいんだもん。
今のうちにメンバーと 沢山話したいから。
…いつか、会えなくなる時まで
いふ
ほとけ
店内に入りつつ様子を伺う。
ほとけ
いふ
そんな会話をしつつ席に着く。 …さて、どうふられるかな。
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
痛いとこ突いてくるなぁ…
ほとけ
いふ
いふ
この優しさに、ずっと甘えてる。 …皆から逃げてるんだ、僕は。
正直に皆に言って、協力して貰った方がいいんだろうな、って事くらい分かってる…つもり、
ほとけ
僕は、自分を許せるだろうか。 …いや、無理だろうな。
いふ
…想像するだけでも駄目で、 心臓を握り潰されたような、 そんな気分になるのに。
いふ
ほとけ
吐き気が酷い。気持ち悪い。
いふ
ほとけ
きっと、今も監視がいる。 盗聴器はくまなく調べたから 無いだろう…けど。
…つまり、こんな路地裏の店で 長く話してる時点で、きっと いふくんは危険に晒される。
ほとけ
僕は今皆の迷惑にしかならない 存在なんだと、より強く自覚した。
僕が優柔不断だから、 どんどん悪い方向に行ってる。
ーじゃあ、僕がするべき事は…
ほとけ
余りにも安直すぎるし、 きっと皆からも嫌われる。
…ないくんだったら、いふくんだったら、アニキだったら… ……皆だったら。
もっと、良い選択肢が あったんだろうけど。
生憎、僕は馬鹿で無力な、 …"あの人達"の子供だから。
ほとけ
ほとけ
いふ
ほとけ
きっと、皆に『また明日』は、 もう言えない。
さつき(まま)
主
さつき(まま)
さつき(まま)
主
さつき(まま)
主
さつき(まま)
主
主
さつき(まま)