龍炎
千夜!
千夜
龍炎…さん…
龍炎
千夜!もう喋るな!
傷口が開く!
傷口が開く!
千夜
龍炎…さん…あ…なたに…
わた…したい…も…のが…。
わた…したい…も…のが…。
龍炎
何だ、千夜。
千夜
この…ペンダント…を…
あな…たに。
あな…たに。
シャランッ…
千夜
あな…たと…撮った…しゃ…しんが…はいっ…てるよ…
千夜
これ…でわた…しはあ…なたのち…かくにいる…
龍炎
あぁ…そうだな。
千夜
さよう…なら…わ…たしの…
だい…す…きな…ひと……
だい…す…きな…ひと……
コクンッ…
龍炎
千夜…。千夜!
龍炎
グッ!ウォァァァァァ!
ボッ!
龍炎
ウワァァァァァ!
黒炎王
………。
チョンッ
黒炎王
アツッ!
壱悶 龍
よっ!ほら、夜は冷える。
黒炎王
あぁ、受け取っておく。
壱悶 龍
それにしても、また高校か。
黒炎王
………。
壱悶 龍
黒炎王、大丈夫か?
黒炎王
あぁ、どうした。
壱悶 龍
黒炎王、一回帰って寝ろ。
まずはそこからだ。
まずはそこからだ。
黒炎王
わかった。お前も来いよ。
壱悶 龍
あぁ、まだかかりそうだ。
黒炎王
そうか、それじゃあな。
壱悶 龍
おう、おやすみ
シーーン…
壱悶 龍
黒炎王のやつ。
壱悶 龍
過去を思い出して
苛まれてるのか。
苛まれてるのか。
壱悶 龍
………。
壱悶 龍
まぁ、次の日にでも
考えてやるか。
考えてやるか。
壱悶 龍
それにしても、あいつが龍王の力を手に入れるのは、
時間の問題だな。
時間の問題だな。
壱悶 龍
悲しみの龍王。
壱悶 龍
味方には慈悲深い。けれど、
敵には冷酷無慈悲が襲う。
敵には冷酷無慈悲が襲う。
壱悶 龍
まぁ、別にいっか。
早く家帰って
風呂にでも入るかな。
早く家帰って
風呂にでも入るかな。
ポワァン…
シュン!