サトシ
俺は、サトシ
空手を習っている
空手を習っている
サトシ
はぁ~
今日も空手疲れたな~
今日も空手疲れたな~
サトシ
商店街でも行くか
ナレーター
すると入口付近に1本の
黒い木があった
黒い木があった
サトシ
おっ、この木空手の練習によさそうだな
ナレーター
その木は、サトシと同じくらいの大きさだったので練習がとてもしやすかったのです
サトシ
バキッ
ナレーター
黒い木は、灰になりこなごなになった
次の日
サトシ
どうしたんだよあきと
元気ねーじゃねーか
元気ねーじゃねーか
あきと
あぁ
それがな商店街の守り神が消えたんや…
それがな商店街の守り神が消えたんや…
ナレーター
あきとの両親は、商店街で働いている
サトシ
守り神??
あきと
あぁ
入口付近にある黒い木があるんやけど、それが昨日おれてたんや…あの守り神がないと商店街に客は、来やしない…
入口付近にある黒い木があるんやけど、それが昨日おれてたんや…あの守り神がないと商店街に客は、来やしない…
サトシ
あー
あの木??腐っててカサカサだったぞ
あの木??腐っててカサカサだったぞ
あきと
なんでお前が知ってるんや
ナレーター
あきとは、サトシのことをにらみつけた
ナレーター
サトシは、目をそらしてしまった
学校が終わったあと
サトシ
ひまだし商店街でも行くか
ナレーター
そしてサトシは、木があった空き地に入りこんだ
ナレーター
すると
かおり
待っていたわ
サトシ
えっ??
かおり
私は、かおり
サトシ
俺は、伊藤サトシ…
かおり
あなたが商店街の守り神を壊したのね
サトシ
そうだけど??w
サトシ
あれが守り神??腐っててカサカサなやつが??
かおり
私は、火事で死んだの
かおり
ストーブが原因で
かおり
火が広がった
かおり
「死にたくない」
かおり
「苦しい」
かおり
「助けて」
かおり
って叫んだ
かおり
だって私は、親が経営していた花屋を引き継いで行きたかったから
かおり
私は、死んで肉体は、失ったけど
かおり
ここに残りたいという気持ちが強くてここに戻ってきた
かおり
そして火事が起きてたった1つだけ花屋のものが残った
かおり
それがあの木だった
かおり
なのにあんたが
かおり
守り神を壊した
サトシ
そんなつもりじゃなかったんだ…
あきと
サトシ!やっぱりお前やったんやな!
あきと
サトシを見たから商店街の人を連れてきたんや!
商店街の人達
守り神をかえせー!
かおり
伊藤サトシ!
白い花の輪の中に足を入れろ!
白い花の輪の中に足を入れろ!
ナレーター
サトシは、体があやつられているように足を片方入れた
かおり
もう片方も足を輪の中に入れろ!
サトシ
い、いやだーー!!!!
ナレーター
サトシが足を入れた瞬間、
サトシの体が燃えた
サトシの体が燃えた
サトシ
「やだ死にたくない!」
サトシ
「助けてー!」
かおり
コレから守り神としてあんたは、やって行くのよ
一年後
サトシ
写真屋さんに俺の顔写真が行方不明人として貼ってある
サトシ
だが俺は、二度と見つからない
サトシ
かおりと一緒に商店街の守り神として生きていくんだ
かおり
「守り神を壊す人は、許さない」